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【日本代表】シリア戦では攻撃面でも“ノルマ”を課す吉田。「相手が後半に緩んでからではなくて…」

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年03月28日

「ワールドカップまで、あと2年しかない」。危機感を自信に変えるために──。

PKを与えたイラン戦のようなミスは、シリア戦で許されない。吉田も、それは十分に理解している。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 吉田は次のように話す。

「引いた相手に対し、1点目を奪うまで時間がかかっている。向こうが後半に緩んでからではなくて、ガチガチに守られている時に打開できるような形を作りたい」

 では、具体的にどのような攻撃をイメージしているのか。

「なるべくシンプルに。綺麗にやりすぎないように。(アフガニスタン戦で)夢生が決めた5点目のような形でも、4点目のようなセットプレーからの得点でもいい。ワールドカップまであと2年しかないので、高いものを目指してやっていかないといけない」

 ワールドカップまであと2年──。これは前回のブラジル・ワールドカップを経験した本田圭佑、香川真司あたりからも必ず出てくる言葉だ。ブラジルの地で屈辱を味わった彼らは確かな危機感を持っている。

「守備力に関して伸びないといけないと感じている。ただ、2次予選ではなかなかそれを積み上げられない。だから重要なのは、各々がどれだけ突き詰めてやっていくか。それぞれクラブに戻って向上しないといけない」

 3月26日の練習後、本田も次のようなコメントをしていた。

「アジアは世界的に見ると不利。ワールドカップに向けた準備のなかで、このレベルでしか2年間戦えない。アジアカップで優勝したチームが唯一、コンフェデレーションズカップに出てシミュレーションができる。ただ、それもたったの3試合ですからね」

 そうしたストレスのようなものを吉田も抱えているから、「各々がどれだけ突き詰めてやっていくか」という結論に行き着くのだろう。危機感を自信に変えるために──。その第一歩が、シリア戦での完封勝利になるか。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
 
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