【U-17日本代表】兄の背中を追って辿り着いた場所で、安藤瑞季&生駒仁が示した潜在能力

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年03月22日

今後は『無名の存在』から『年代別代表選手』という目が向けられる。

U-17日本代表を率いた森山佳郎監督。技術、戦術だけでなく、局面での「闘い」を重視する指導を貫く。写真:安藤隆人

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 その一方でともに課題もあった。「逆サイドのカバーなど、自分にまだできないことが多かった」と語ったように、生駒は人には強かったが、カバーリングや出足などで後手に回る場面があり、一瞬の判断の遅れからピンチを招くシーンもあった。
 
「もっと自分の欲しい場所で受けられるように、しっかりと主張すべきところはしていかないといけない。代表はパスが上手い選手が多い。動きをもっと工夫して、彼らの選択肢のひとつになっていきたい」と、安藤もボールの引き出し方に加え、ドリブルとパスの使い分けの判断に甘さが散見された。
 
 しかし、これらの課題も彼らが代表のステージに上がることができたからこそ、再確認し得るものだろう。
 
 ふたりとも荒削りだが、間違いなく高いポテンシャルを秘めている。この経験がすべてにおいてプラスに変わるように。今回の代表選出は決してご褒美ではなく、将来に向けての必要な刺激としなければいけない。
 

サニックス杯決勝では、選手権優勝校の東福岡を1-0で下したU-17日本代表。安藤、生駒ら代表初招集の選手も加えたメンバーで、確かなポテンシャルを示してみせた。写真:安藤隆人

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 当然、これからは『無名の存在』から、『年代別代表選手』という目が向けられる。「選ばれたから凄い」ではなく、「さすが選ばれる存在」という印象を与え続けられるように、不断の努力がより求められるはずだ。
 
 兄の背中を追ってきたふたりにとって、今大会で得られた刺激は『兄を越える』ではなく、ひとりのサッカー選手として自立するための、大きなカンフル剤となったことは間違いない。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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