J１リーグ1stステージ・４節
ヴァンフォーレ甲府－川崎フロンターレ
３月19日（土）／14:00／山梨中銀スタジアム
 
川崎フロンターレ
1stステージ成績（３節終了時）：１位　勝点７　２勝１分０敗　８得点・６失点
 
【最新チーム事情】
●大島が右足首の治療で17日の練習を回避も、甲府戦出場は問題なさそう。
●インフルエンザで前節の名古屋戦を欠場した小林だが、現在の体調は問題なし。
●小林が日本代表に選出（24日のアフガニスタン戦、29日のシリア戦）。「この甲府戦を無事に乗り切りたい」と祈るように語る。
●前節では右SBで出場の谷口は、左SBへの配置転換が濃厚。
 
【担当記者の視点】
　３節を終えて、唯一の無敗は首位の川崎のみ。開幕から好スタートを切るが、２節の湘南戦は４失点、３節の名古屋戦は２失点と、失点数の多さは気掛かり。もっとも、チームはリーグ最多ゴールと攻撃力を発揮しており、新戦力のエドゥアルドや奈良を中心に守備の連係が深まれば、徐々に安定感も高まっていくはずだ。
 
　注目は、日本代表に選出された小林だろう。前節の名古屋戦当日にインフルエンザを発症して欠場したが、甲府戦に向けて状態は悪くない。ハリルホジッチ代表監督は「数か月、彼を見続けてきた。偶然ここにいるわけじゃない。ミニ合宿でかなりのクオリティを見せ、ゴールゲッターのクオリティもある」と、そのプレーを高く評価する。開幕２試合で３ゴールと好調を維持していただけに、甲府戦でもゴールに絡むプレーが見られそうだ。
 
　先発メンバーは若干テコ入れし、左SBの車屋を一列前に上げ、前節右SBでプレーした谷口を左に回す見込み。左サイドハーフで起用されていた新戦力の狩野は、まだ周囲との連係がいまひとつの感もあっただけに、新たな形がどの程度機能するか興味深い。
 
　守備の鍵は、開幕３試合で３ゴールのクリスティアーノをいかに封じるか。甲府の全ゴールをこのブラジル人アタッカーが決めており、彼を軸に鋭いカウンターでゴールに迫る。川崎はカウンターへの対応が課題なだけに、守備の連係も見どころだ。
 
 
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