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初出場でベスト8のサプライズ! 名古屋の躍進を支えた大久保コーチ、注ぎ込んだ“青森山田イズム”「やっぱりまずは戦うことが大事」【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2024年01月05日

「ここまでやれるとは思っていなかった」

2度のPK戦を制し、準々決勝に進出した名古屋。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 大久保コーチが加わった初年度は、県予選の決勝まで進出。翌22年度は県予選の準々決勝で涙をのんだが、チーム力は着実に高まっていた。

 大久保コーチも週に1度、大学と被らないタイミングで指導するつもりだったが、「他のチームに追い付き、追い越すためにはちゃんと見なければいけない」と指導に当たる日数が週4日まで増えていったという。そうした積み上げが悲願の選手権初出場に繋がった。

 迎えた全国大会では、愛知県勢が7年連続で初戦敗退していたこともあって、前評判は高くなかった。

「愛知県の子たちだけでスタメンを組んでいては無理だと言われていた。それに大会前の露出も少なく、それぐらい期待されていないんだと感じた。県外のチームを知っている身としては悔しかったし、やっぱり歴史を変えないといけない」

 そう話す大久保コーチは選手に「不可能なことに挑戦しよう、可能にしよう」と声を掛けていたという。
 
 不可能を可能に変えた結果、初出場でベスト8という偉業に繋がった。選手権に出続けることが当たり前だった青森山田とは、また違う喜びも感じている。

「選手のことはもちろん信じていましたが、ここまでやれるとは思っていなかった。名古屋の子たちは本当に頑張って、コンセプト通り徹底してくれた。自分の色を出しつつ、この4試合でかなり成長してくれたので凄い」

 選手権という大舞台を経験し、チームと選手の意識は大きく変わった。これから名古屋への進学を志す中学生も増えるだろう。名古屋が常勝軍団への一歩を踏み出した。

取材・文●森田将義

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