近年、ブラジル人選手はバルサに多くの失望をもたらた
そんな中、加入するロッキはゴールスコアラーとしての本能を持ちながら、連携プレーもそつなくこなし、右サイドから前線まで幅広く動き回る。プレーの引き出しは多く、レバンドフスキと併用することも、代役を務めることも可能だ。
ロッキの加入はチーム内競争を活性化させ、得点力に苦しむ攻撃陣にバリエーションをもたらすだろう。もっともこれが欧州初挑戦だ。関係者が「期待値は高いが、まだまだ伸び盛りの選手だ。焦りは禁物だ」とクギを刺せば、シャビ監督も「1日も早くチームに適応できるようサポートしたい。ただ若手に重圧を背負わせるようなことは避けないといけない。1歩1歩進むことが重要だ」と強調する。
ロッキの加入はチーム内競争を活性化させ、得点力に苦しむ攻撃陣にバリエーションをもたらすだろう。もっともこれが欧州初挑戦だ。関係者が「期待値は高いが、まだまだ伸び盛りの選手だ。焦りは禁物だ」とクギを刺せば、シャビ監督も「1日も早くチームに適応できるようサポートしたい。ただ若手に重圧を背負わせるようなことは避けないといけない。1歩1歩進むことが重要だ」と強調する。
ネイマールの電撃退団、マウコムとアルトゥールとの契約と売却、マテウス・フェルナンデスのノーインパクト、バルトメウ前政権崩壊の引き金となったコウチーニョの獲得失敗と、パウリーニョという例外はあったが、近年、ブラジル人選手はバルサに多くの失望をもたらし、そのことはもちろんファンの記憶に残っている。
「僕は学び、ゴールを決め、勝つために来た」とロッキは語る。クラブは、愛称の「ティグリーニョ」(小さな虎)にちなんで、ピッチ上で咆哮する虎の写真をSNSに投稿し、期待感をあおった。ロッキのバルセロナでの生活が始まった。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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