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【広島インタビュー】背番号10を継承した浅野拓磨。「最初に『10番どうだ?』と話を頂いた時はお断りしたんです」

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年03月09日

「まだふた桁ゴールを取ったシーズンがないので、背番号以上のゴールを取りたい」

「10番はサッカー選手にとって特別な番号」。浅野はそう力強く語った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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――今季からは新たに「10番」を背負います。クラブから最初に話を受けた時の感想を訊かせてください。
 
 正直、今までは10番を着けたいか、10番が好きかと訊かれても、答は『イエス』じゃありませんでした。どちらかと言うと11番が好きで、小さい頃から着けてきたし、高校時代は16番でしたから。だから、最初に『10番どうだ?』と話を頂いた時はお断りしたんです。
 
――ご家族も10番には驚いた、とか。
 
 連絡が来たのがちょうど実家に帰っている時で、『えーっ』って反応でした(笑)。僕が10番を着ける選手ではなかったので、イメージが合わなかったんじゃないかなと。両親はまだまだ頑張ってほしいという意味で、『まだいいんじゃないか』って感じでしたけど、サッカーをしてきた兄貴や弟からは『10番を着けてほしい』とも言葉をもらって。
 
 もし両親が『着けてほしい』と言っていたら、自分はそこで決めていたと思いますが、その時は10番にこだわりのない自分が背負っていいのか、という想いもあって断ってしまいました。その後、(五輪予選で)カタールに行っている時にもう一度話を頂いて、自分の意思で最終的に決めたんですけど、10番を着けることにしたと報告した時は家族全員喜んでくれました。
 
――10番を背負う決断をした理由は?
 
 一番は、これからステップアップしていくために、新しい背番号で次の目標に向かって頑張ろうと思えたこと。まだふた桁ゴールを取ったシーズンがないので、背番号以上のゴールを取るという決意も込めて、背負わせて頂くことにしました。10番はサッカー選手にとって特別な番号。それを着けて活躍する姿を、家族や応援してくれる皆さんに見せたいと思っています。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 
※『サッカーダイジェスト3月10日発売号』では、「2016 Jリーグ開幕記念企画 Jを動かす新・背番号10」と題して、広島の浅野拓磨、浦和の柏木陽介、川崎の大島僚太のインタビュー、さらに鹿島の元10番・本山雅志が語る柴崎岳、43人の現役10番が選ぶ「史上最強の10」など、10番にまつわる話題を一挙に紹介します。
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