インカレでは全試合にスタメン
しかし、2年後、松永は長所を伸ばしながらも、実に静学らしい選手に変貌していた。この変化は大学でのコンバートがきっかけだった。大学に入ってからはトップ下だけではなく、左サイドハーフとしても起用されることが増えた。
「1対1などで仕掛ける回数が中央よりもかなり増えたことで、ドリブルを試みるようになったのですが、実際にやってみたら『あ、できるな』という感覚でした」
静学の3年間で身体に染み込まれていたドリブルをする機会が増えたというシンプルな理由だが、大きな発見だった。
さらに自慢のフィジカルとハードワークがさらに磨かれたことで、「自分でボールを即時奪還できるようになりましたし、多少ボールタッチがずれても、そのままゴリゴリ行けるようになりました。2度、3度と仕掛けができるようになったと感じます」と、テクニックとパワーを融合させたことで、よりストライカーとしての怖さが増した。
今季は開幕戦で途中出場からゴールを決めて勢いに乗ると、FWと左サイドハーフの両方をこなしながら、リーグ戦13試合でスタメンを経験。チーム最多の8ゴールをマークし、得点ランキングで8位になった。そしてインカレではレギュラーとして全試合にスタメン出場を果たした。
「1対1などで仕掛ける回数が中央よりもかなり増えたことで、ドリブルを試みるようになったのですが、実際にやってみたら『あ、できるな』という感覚でした」
静学の3年間で身体に染み込まれていたドリブルをする機会が増えたというシンプルな理由だが、大きな発見だった。
さらに自慢のフィジカルとハードワークがさらに磨かれたことで、「自分でボールを即時奪還できるようになりましたし、多少ボールタッチがずれても、そのままゴリゴリ行けるようになりました。2度、3度と仕掛けができるようになったと感じます」と、テクニックとパワーを融合させたことで、よりストライカーとしての怖さが増した。
今季は開幕戦で途中出場からゴールを決めて勢いに乗ると、FWと左サイドハーフの両方をこなしながら、リーグ戦13試合でスタメンを経験。チーム最多の8ゴールをマークし、得点ランキングで8位になった。そしてインカレではレギュラーとして全試合にスタメン出場を果たした。
「高校時代はワンタッチプレー、追い越しなどをメインに磨いてきたつもりでしたが、今は改めて『僕、一応静学です』と言えますね(笑)」
こう自身の成長を照れも交えながら語る一方で、「自分が目標としているのは、チームを勝たせる選手になること。今日(インカレの京産大戦)は2点取ったけど負けたので、そこで3点目が取れるようにならないといけないと強く思いました」と、ストライカーとして自らの出来に納得のいかない思いも口にした。
「もっとボールロストを減らさないといけないし、守備もまだまだ下手なので、そこを磨いていきたい」
流通経済大らしいパワーとハードワーク、そして『静学らしい』プレーの融合によって才能が開花している最中の松永。これからさらに進化をしていく過程が非常に楽しみで仕方がない。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
異例の12月に4年生の加入内定。筑波大GK高山汐生が描いた一気の成長曲線。先発落ちに焦りも「現状を受け入れたほうが成長の糧にできる」
「負傷は悔しい」「少し離脱になります」三笘薫が故障後初の投稿で思いを綴る。ファンからは励ましの声「ミトマサン、早くよくなって」「少しって聞いて安心しました!」
中村俊輔、中田英寿、本田圭佑...なぜ選手権から多くの“スター選手”が生まれた? 印象深いのは桝太一アナウンサーの言葉
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「もっとボールロストを減らさないといけないし、守備もまだまだ下手なので、そこを磨いていきたい」
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