【G大阪】苦しみながらもターンオーバーを継続した長谷川監督が得た手応え

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年03月07日

長谷川監督はローテーションの継続を示唆。

大胆なターンオーバーを敢行した長谷川監督は、「勝利がないとプレッシャーが掛かってきて、新しい選手を使い難しくなる。その手前ギリギリのところで勝てた」と語った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 また、FWの長沢は、192センチの長身を活かして今季初ゴール。「すごく良いボールだったので、僕は触るだけでした。この前先発した試合(J開幕戦の鹿島戦)は結果を出せなくて悔しかったので、きょうはなんとしても結果が欲しかった」と振り返った。
 
 千金弾に加え、前線で起点となるポストプレーや積極的な守備でも貢献。ここまではACLではパトリック、リーグ戦は長沢が先発起用され、大型FWふたりのポジション争いが繰り広げられているが、ブラジル人FWにはない献身的な持ち味で存在感を示した。
 
 さらにもうひとり、14年11月に負った左膝前十字靭帯損傷からの復帰後、リーグ戦では初先発となったのが内田。CBの2枚と連係して、甲府の1トップ・2シャドーをケアする仕事をまかされ、甲府のFWクリスティアーノの迫力ある突破に苦しむ場面もあったが、85分に交代するまでバイタルエリアの番人として無失点に貢献。「0点で抑えられたことはよかった。本当はもっと攻撃に絡む仕事もしないといけないけれど、まずはしっかりと守備の仕事を果たそうと思っていた」と安どの表情を浮かべた。
 
 長谷川監督は今季、Jリーグ、ACLと過密日程を戦うなか、ローテーションで選手の疲労を軽減させる方法を選択している。そのなかで開幕から前節までは2分2敗と勝利を掴めなかった。
 
「勝利がないとプレッシャーが掛かってきて、新しい選手を使い難くなる。その手前ギリギリのところで勝てた。選手はプレッシャーから解放されて良い方向に行ってくれると思う」と指揮官。生みの苦しみは味わった分、多くの選手が今後戦力として起用できる目処が立った。
 
 G大阪は、昨季も3月22日の甲府戦でリーグ戦初勝利を飾ると、波に乗って公式戦8連勝につなげた。今季もこの勝利が春の目覚めとなるか。
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