「決めきる方法? 分かりません(苦笑)」
このようにチームの完成度は着実に高まっていったが、総得点36というのはJ1で下から3番目の数字。前半戦だけで9ゴールを奪った伊藤が抜けたダメージも少なからずあっただろうが、フィニッシュの精度を高めるアプローチをより続ける必要がありそうだ。
「最後のほうは自分たちの良さは出ましたけど、ゴールがなかなか奪えなかった。ある程度、良い形もあったし、惜しい場面もあったし、決定的チャンスも作ったけど、決めきれなかった。ゴールへの執着心含め、トレーニングの中でもっと意識を高く持ってやらないといけないと思います」と、指揮官は語気を強めたのだ。
とはいえ、世界中のどのチームを見ても分かる通り、決定力アップというのはサッカーの世界で最も難易度の高いテーマ。自身も元Jリーガーだった松橋監督も、それを痛感する1人だ。
「最後のほうは自分たちの良さは出ましたけど、ゴールがなかなか奪えなかった。ある程度、良い形もあったし、惜しい場面もあったし、決定的チャンスも作ったけど、決めきれなかった。ゴールへの執着心含め、トレーニングの中でもっと意識を高く持ってやらないといけないと思います」と、指揮官は語気を強めたのだ。
とはいえ、世界中のどのチームを見ても分かる通り、決定力アップというのはサッカーの世界で最も難易度の高いテーマ。自身も元Jリーガーだった松橋監督も、それを痛感する1人だ。
「決めきる方法? 正直、分かりません(苦笑)。決定力を上げるにはシュートを打ち続けるしかない。技術論、ジャッジの話もあるかもしれないが、本当に場数をどんどん踏んでいくしかないんです。
技術的なところでシュートが入るんだったら、そんなに簡単なことはないし、もっと得点を取れる選手がどんどん増えるはず。なぜ増えないのかというのは、やっぱり天性のものもあるから。
僕自身も現役の時、全然取れなかったし、点を取れる選手は同じコースに蹴っても入る。もしかしたらタイミングとかモーションの大きさとかいろいろあるかもしれないけど、ストライカーはシュートのトレーニングを積み重ね、それを続けていくしかないかなと思います」
今季は鈴木孝司が4点、谷口海斗が3点、夏から加入した長倉が1点と、確かにFW陣は数字を伸ばせなかった。来季に向けてJ1実績豊富な小野裕二をサガン鳥栖から獲得することが決まったが、そういった新戦力を含めて、いかにしてゴール数を伸ばしていくのか。それがJ1復帰2年目となる2024年の新潟が、一桁順位に浮上する最大のカギになるだろう。
※第1回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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技術的なところでシュートが入るんだったら、そんなに簡単なことはないし、もっと得点を取れる選手がどんどん増えるはず。なぜ増えないのかというのは、やっぱり天性のものもあるから。
僕自身も現役の時、全然取れなかったし、点を取れる選手は同じコースに蹴っても入る。もしかしたらタイミングとかモーションの大きさとかいろいろあるかもしれないけど、ストライカーはシュートのトレーニングを積み重ね、それを続けていくしかないかなと思います」
今季は鈴木孝司が4点、谷口海斗が3点、夏から加入した長倉が1点と、確かにFW陣は数字を伸ばせなかった。来季に向けてJ1実績豊富な小野裕二をサガン鳥栖から獲得することが決まったが、そういった新戦力を含めて、いかにしてゴール数を伸ばしていくのか。それがJ1復帰2年目となる2024年の新潟が、一桁順位に浮上する最大のカギになるだろう。
※第1回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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