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【J1】川崎×湘南戦で気になった「残念な判定」。審判部は”誤審”がある事実を認め、説明の場を設けてもいいのでは?

カテゴリ:Jリーグ

江藤高志

2016年03月06日

現状の秘密主義な雰囲気で、審判員は損をしている。

人間がリアルタイムに判定する以上、必ず誤審は起きるもの。説明の機会を設ければ、様々な面でメリットが生まれると思うのだが……。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 ただ、サッカーは人間が判定する競技だ。だからこそ、誤審は必ず起きる。ビデオ判定を取り入れない以上、誤審の発生を想定してチームはプレーしなければならない。
 
 まあ、それはそれでいい。あの1失点目があったから、川崎はゲームをコントロールできずに打ち合いに応じてしまった、という側面も目をつぶろう。3度リードされているのだから、やっぱり守備には穴があるということも認めよう。
 
 ただ、誤審と思われる判定について、後日でもいいのでなんらかの公式発表ができないものかと思う。川崎対湘南は昨季も、スーパーゴールが取り消される誤審により、湘南が逆転負けの憂き目にあった。その判定についても、結局公式な説明はなかった。
 
 先日、Jリーグ審判部の主催で、複数の審判員と報道陣がお茶を飲みながら対話する場が設けられた。審判員は試合中にテンションの上がった選手たちをなだめ、会話する程のコミュニケーション能力を持つ方々だ。話もやはり面白かった。そういう対話をサポーターにしろとは言わないが、もう少し審判の声が表に出てきてもいいのではないかと思う。
 
 審判部は誤審という言い方を嫌うようだが、人間がリアルタイムに判断するのだから誤審はある。その事実を認めたうえで、説明の場を設置することも考えて良いのではないか。現状の、秘密主義な雰囲気で審判員は損をしているようにも思う。
 
 誤審を認めることで、サポーターからの過度な批判を憂慮しているのかもしれないが、それは認めなくても同じような気がする。もう少しサポーターにチャンネルを開いても良いのではないだろうか。

取材・文:江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
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