J１リーグ・１stステージ２節
ベガルタ仙台 – FC東京
３月６日（日）／15:30／ユアテックスタジアム仙台
 
FC東京
１stステージ成績（１節終了時）：13位　勝点０　０勝０分１敗　０得点・１失点
 
【最新チーム事情】
●大宮とのJ１開幕戦から大幅な変更はなし。阿部と東の位置を入れ替えるなど、前線の配置の変更はあり得る。
●２月23日のACL・全北現代戦からの連戦が一段落。メンバーもコンディション調整が万全で城福監督は「嬉しい悩み」とコメント。
●依然として最終ラインに怪我人が目立つが、ACLのビン・ズオン戦で活躍したプロ２年目の小川ら若手の台頭で、チーム内の競争力は高まっている。
 
【担当記者の視点】
　ACLのグループステージ第２戦でビン・ズオンを破り、公式戦３連敗を免れたのは大きい。ここから良い流れに乗るためにも、アウェーとはいえ仙台を叩きたい。
 
　キーマンはずばり、FWの阿部だろう。ボールのないところでの動きが秀逸で、彼の気の利いたフリーランニング、ゴール前への飛び出しはゴールを奪ううえでひとつのポイントになる。
 
その阿部と「やりやすさを感じている」東もコンディションは良好。良いタイミングでボールが入ればなにかやってくれそうな雰囲気がある。
 
　足もとへのパスではなく、意図的にスペースを狙う“生きたパス”が増えれば、城福監督が標榜する「アクションフットボール」の完成に近づけるか。いずれにしても、コンビネーションで崩すシーンをより多く作っていかないとコンスタントにゴールは奪えない。
 
　守備面で注目すべきは、カウンターを食らった際の対応だろう。大宮戦に続き、ビン・ズオン戦でも速攻に近い形から失点しているので、ネガティブ・トランジション（攻→守への切り替え）の質が問われるところだ。仙台戦でも同じような流れでゴールを許すようだと、根本的な見直しが必要になるかもしれない。

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