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【鹿島】媚びずに信念を貫く柴崎岳。渇望する欧州行き、代表定着のために求められるものとは?

カテゴリ:Jリーグ

田中 滋

2016年03月03日

「デュエル」という言葉を多用する指揮官には、柴崎が不適格に見えたのかもしれない。

ハリルホジッチ監督の就任以降、微妙に代表での立ち位置が変わってきた。日の丸を付けてピッチに立ったのは、昨年10月13日のイラン戦が最後だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 昨季の前半、柴崎のプレーは分かりやすかった。アジアカップにアギーレジャパンの一員として臨み、先発のチャンスこそ巡って来なかったが、準々決勝のUAE戦で値千金の同点弾を決めるなど、目に見える結果を残していた。
 
 その後、ハビエル・アギーレ監督が解任され、日本代表での立場は変わってしまったが、Jリーグで新たなシーズンが始まると圧倒的なパフォーマンスを披露。ひとりで試合を決めてしまうことも、しばしばあった。
 
 しかし、ヴァイッド・ハリルホジッチが日本代表の新指揮官に就任すると、その流れは微妙に変わってしまう。代表に選出されても試合出場がないまま鹿島に戻る回数が多くなり、それに伴って柴崎のコンディションも落ちていく傾向が見られた。
 
 立場を変えてしまったのは、プレーの分かりやすさよりも、人間的な分かりやすさだったのかもしれない。
 
「デュエル」という言葉を多用して球際の戦いを重視するハリルホジッチにとって、表情を変えずに黙々とプレーする柴崎は、感情の読めない選手に映ったようだ。ボランチに、ボールに食らいつき歯を食いしばって闘うことを求めれば求めるほど、柴崎は不適格に見えたに違いない。ゲームメイクが安定しない試合展開でも、決してボランチで起用されることはなく、指揮官の思いと柴崎の思いが交わることはなかった。
 
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