出会いに恵まれたサッカー人生
酒井選手がここまで15年以上もプロキャリアを続けられた背景には「恵まれた出会い」もあった。
「思い返してみると、出会いに恵まれたサッカー人生でした。今まで関わってきた全ての人たちの言動が大切なものになっています。その人たちとの思い出、その人たちから学んだことがベースになって、そこの上に自分が立っている感覚です。色んな選手を目標にし、色んな言葉を吸収してきた。彼らなしにプロ生活は成立しなかったし、出会ってきた人たち全てが僕の指導者みたいな感じです」
振り返れば、日本代表では長友佑都、内田篤人、酒井宏樹といった錚々たるメンバーとポジション争いを繰り広げた。酒井選手曰く「その経験はとてつもなく大きかった」。
「それぞれ個性があって、彼らのストロングな部分を盗もうとしました。どうやったらこういうプレーができるのか、篤人くんに訊いたり、佑都くんと話したり、宏樹に相談したり、そういうコミュニケーションを密に取っていました。選手としても人としても尊敬できる3人と深く関われて、本当に有り難かったです」
そして「篤人くんなんかいまだに…」と言って、酒井選手は屈託のない笑顔を見せる。
「なぜか僕のことを褒めてくれる(笑)。『高徳、凄いよ。俺はあれできないもん』って。いやいやいや、そんなこと言わないでよって感じですよ(笑)。佑都くんも『お前、あれ凄いよな』って。そうやって観察しているってことは僕から何かを盗もうとしているわけで、その志が素晴らしいんです」
「思い返してみると、出会いに恵まれたサッカー人生でした。今まで関わってきた全ての人たちの言動が大切なものになっています。その人たちとの思い出、その人たちから学んだことがベースになって、そこの上に自分が立っている感覚です。色んな選手を目標にし、色んな言葉を吸収してきた。彼らなしにプロ生活は成立しなかったし、出会ってきた人たち全てが僕の指導者みたいな感じです」
振り返れば、日本代表では長友佑都、内田篤人、酒井宏樹といった錚々たるメンバーとポジション争いを繰り広げた。酒井選手曰く「その経験はとてつもなく大きかった」。
「それぞれ個性があって、彼らのストロングな部分を盗もうとしました。どうやったらこういうプレーができるのか、篤人くんに訊いたり、佑都くんと話したり、宏樹に相談したり、そういうコミュニケーションを密に取っていました。選手としても人としても尊敬できる3人と深く関われて、本当に有り難かったです」
そして「篤人くんなんかいまだに…」と言って、酒井選手は屈託のない笑顔を見せる。
「なぜか僕のことを褒めてくれる(笑)。『高徳、凄いよ。俺はあれできないもん』って。いやいやいや、そんなこと言わないでよって感じですよ(笑)。佑都くんも『お前、あれ凄いよな』って。そうやって観察しているってことは僕から何かを盗もうとしているわけで、その志が素晴らしいんです」
酒井選手の言葉は、さらに熱を帯びる。
「ポジションは違いますが、(本田)圭佑くん、岡崎(慎司)、長谷部(誠)さん、(川島)永嗣さんらとも話して、彼らの発言を吸収して成長しようと考えていたので、そういう機会に恵まれたのが本当に良かった。
僕は彼ら3人とライバルとして競えた部分はありましたけど、それ以上にあの人たちと出会って、学べたことがいっぱいあったので、その時間は大切な財産になっています」
<パート5に続く>
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
<選手プロフィール>
酒井高徳(さかい・ごうとく)
1991年3月14日生まれ、新潟県出身。176センチ、74キロ。三条SSS-レザーFCJrユース-新潟ユース-新潟-シュツットガルト(ドイツ)-ハンブルク(ドイツ)-神戸。ワールドカップ参戦2回(14年、18年)。12年のロンドン五輪にも出場と、国際経験が豊富。Jリーグ屈指のDFで、プレーはもちろんメディアへの対応も一流である。
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僕は彼ら3人とライバルとして競えた部分はありましたけど、それ以上にあの人たちと出会って、学べたことがいっぱいあったので、その時間は大切な財産になっています」
<パート5に続く>
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
<選手プロフィール>
酒井高徳(さかい・ごうとく)
1991年3月14日生まれ、新潟県出身。176センチ、74キロ。三条SSS-レザーFCJrユース-新潟ユース-新潟-シュツットガルト(ドイツ)-ハンブルク(ドイツ)-神戸。ワールドカップ参戦2回(14年、18年)。12年のロンドン五輪にも出場と、国際経験が豊富。Jリーグ屈指のDFで、プレーはもちろんメディアへの対応も一流である。
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