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「日本代表の誰々ではなく、今なら『アーセナルの冨安健洋』のほうが何十倍も」酒井高徳が明かす“プロサッカー選手の価値”

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2023年11月24日

「クリスチアーノ・ロナウドやメッシも」

酒井がプロサッカー選手の価値について独自見解。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 フットボーラー=仕事という観点から、選手の本音を聞き出す企画だ。子どもたちの憧れであるプロフットボーラーは、実は不安定で過酷な職業でもあり、そうした側面から見えてくる現実も伝えたい。今回は【職業:プロフットボーラー】酒井高徳編のパート2だ(パート5まで続く)。

——————◆—————◆——————

 欧州のビッグクラブでプレーしたい夢を追っている間は遊び、追えなくなったら仕事になる。そうした感覚を持つ酒井高徳選手にとって、海外移籍の意義は? その問いをしっかりと飲み込んだ彼は淀みなく話し始めた。

「考え方は人それぞれです。僕は正直、日本代表で活躍できなかった。でも、仮にずっとスタメンで出ていたとしても、自分の欲求は満たされなかったと思います。海外のクラブに在籍して、世界中の人たちから『アイツは良い選手』と称賛されることが、もっとも価値があると考えています」

 日本代表の活動を軽視しているわけではない。酒井選手が主張したいのは、クラブあっての代表チームということである。

「クリスチアーノ・ロナウドやメッシもクラブでの活躍があって、ワールドカップで期待される。チャンピオンズリーグを制して、世界中にファンがいるクラブのスーパースターになって自身の価値を高めるパターンがいわば王道。日本代表の誰々ではなく、昔なら『マンチェスター・ユナイテッドの香川真司』、今なら『アーセナルの冨安健洋』のほうが何倍も、いや、何十倍も価値がある。国のために戦うこととは全然違う話です。選手の価値についての見解です」
 
 酒井選手のスタンスははっきりしている。

「僕は日本代表のために死力を尽くしました。ただ、それ以上にヨーロッパの舞台で活躍して自分の名前を残すことを考えながらサッカーをしていた部分はあります。ヨーロッパは夢しかない」

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