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「懸念した事態が発生。だが最悪の結果を防いだとも」三笘薫の日本代表離脱にブライトン番記者が見解。不調に野戦病院化...「この状況でミトマを失うわけにはいかない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リッチー・ミルズ

2023年11月16日

得意のパスサッカーが鳴りを潜めた

 同じく後半開始から出場した9月24日のボーンマス戦では、日本代表のエースは2ゴールを奪って試合を決めた。この試合でも、前半に出場できなかったうっ憤を晴らすべく、シェフィールド・Uの守備陣に襲い掛かった。

 50分には、左サイドでボールを受けた三笘がナイストラップからドリブルで駆け上がって早速DFに仕掛けたが、数をかけた守りにより潰された。直後にもボールを持って持ち上がり、味方への好パスを出して好機を演出する。

 56分、ジョージ・バルドックを抜き去ってタイミングよくファティにパスを出したが、スペイン代表のシュートはブロックされてしまう。だが「得点に絡むんだ」と三笘が強く意識していることは、誰の目にも明らかだった。

 その後も、左サイドで度々ペドロとのコンビネーションプレーから敵のゴールを脅かす。61分には、ペナルティーエリアのすぐ外でボールを受けた三笘がボックス内でDFを抜き去って、ニアサイドの至近距離から左足でシュート。フォデリンガムに弾かれたが、ゴールを破るのは時間の問題かと思われた。
 
 だが69分、完全に試合を支配していたシーガルズの勢いを奪う出来事が起こる。昨夏にドルトムントからイングランド南部のクラブに移籍してきたドイツ代表が、シェフィールド・Uのミッドフィールダーの脚を踏みつけて、主審のジョン・ブルックスは間髪入れずにレッドカードを見せるのである。

 そこから旗色は一気に変わった。シェフィールド・Uはギアを入れ替えて、5分後にはジェイデン・ボーグルが右サイドから低弾道のクロスを入れると、クリアしようと滑り込んだアダム・ウェブスターが自陣のゴールに蹴りこむオウンゴールとなる。しっかりトラックバックせずにボーグルに裏を取られた三笘のミスともいえる場面だった。

 この同点ゴールを含めた72~77分の時間帯は、ポール・へキングボトム率いるチームが完全にピッチを支配していた。ポゼッション率は81パーセントを誇り、ブライトンは得意のパスサッカーが鳴りを潜めて、防戦からのロングキックでのクリアが続いた。勝点1を守るのに必死だったのだ。
 
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