GK
21 塩田仁史 6.5
古巣との開幕戦でクリーンシート。観客を沸かせるセーブを見せた。81分にバーに救われた場面は、本人に言わせれば「持っている」。
DF
22 和田拓也 6
常に冷静な男が、前半は珍しく安定感を欠いた。後半も圧力を強める相手に苦戦を強いられたものの、修正力の高さでしっかりと対応。
2 菊地光将 6
54分にあったプレー選択ミスなど、多少の軽さも散見。とはいえ、巧みなラインコントロールで猛攻を耐え凌ぎ、ゼロに抑えた。
3 河本裕之 6.5
地上戦では素早く寄せてピンチの芽をことごとく刈り取った。エアバトルも高さと強さを見せつけ、防波堤となった。
5 沼田圭悟 5.5
パス、走り込み、フィードとどれも精度は今ひとつでゲームに入れてなかった。判断も曖昧で、良い出来とは言えなかった。
MF
18 横山知伸 5.5
FC東京の的を絞らせない“剥がす”プレーに潰し役に徹しさせてもらえず。中央でのボールロストもあり、不完全燃焼の感が……。
10 岩上祐三 6.5
大宮のハードワークの象徴。3列目からの飛び出しで決勝ゴール。また優れたフィード力は、チームの新たな武器になるだろう。
9 ネイツ・ペチュニク 5.5(76分OUT)
前半から押し込まれる時間帯が長いなかで、持ち味の豊富な運動量と身体の強さは守備で披露した。次節以降は攻撃面でそのタフさを発揮してほしい。
39 泉澤 仁 5.5(89分OUT)
前後半とも守備に追われ、積極的な仕掛けと突破は数えるほど。仕方のない部分はあるものの、ポテンシャルを考えて辛目に採点した。
FW
41 家長昭博 6.5
効果的なポジショニングと抜群の技術でリズムを作り出す。チャンスには必ず絡み、猛烈なプレスバックも多々あった。その貢献度からしてMOMだろう。
8 ドラガン・ムルジャ 6(88分OUT)
足もとにボールを収められず、基準点としては物足りない出来。サイドに流れての抜け出しの上手さは相変わらずで先制点を呼び込む。
交代出場
17 横谷 繁 -(76分IN)
引いた展開では、キープ力を活かしたシーンを作れないのも仕方ない。N・ペチュニクとの序列を覆すほどのアピールはできなかった。
23 金澤 慎 -(88分IN)
投入意図をきちんと理解し、バランスに気をつけながらチェイスを続ける。CBまでボールを追って簡単にボールを入れさせなかった。
大屋 翼 -(89分IN)
的確にスペースを埋めて、いつ終わるとも知れない相手の攻撃に耐える。今後の試合で同じ展開となれば、きっと名前を呼ばれるはず。
監督
渋谷洋樹 6.5
「自分たちのサッカー」はできなかった。しかし、ハードワークと我慢を浸透させて、アウェーで勝点3をもぎ取った手腕は見事だ。
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。