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日本代表、W杯アジア2次予選のメンバー構成はどうなる? “サプライズ”はない可能性が高い。選手を試すなら...

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2023年11月06日

堂安&鎌田が復帰するなら...

前回は招集外となった鎌田の復帰はあるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 前回はコンディションやチームにおける状況などを理由に外れた堂安律(フライブルク)と鎌田大地(ラツィオ)が復帰するのか。その場合、10月の招集メンバーから外す選手というのも、シビアに考える必要がある。

 カナダ戦で左足首を負傷した中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)は、順調に回復してもギリギリで、おそらく招集は見送られるはず。旗手怜央(セルティック)もチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリ―戦で負傷したこともあり、2次予選からは外れると考えられる。

 中盤で少し心配なのが、6月から招集されている伊藤敦樹(浦和レッズ)のコンディションだ。特に怪我などはないが、浦和の日程が非常にハードで、良かった時よりもパフォーマンスが低下していることは否めない。12月には貴重な国際経験の場でもあるクラブW杯も控えているのを考えれば、ここで無理に招集せずに、一度クラブに専念させても良いのではないか。

 2列目とボランチの構成を考えた時に、堂安と鎌田を復帰させても、そのまま当てはめることができる。ただ、所属クラブで右サイドのスタメンに定着している堂安と違い、鎌田は夏に加入したラツィオで、終盤のクローザー的な起用しかされていないのが現状だ。もし、森保監督がそうした状況を重く見るのならば、前回の活動以降も所属クラブで好調の川辺を優先してもおかしくない。
 
 前回のシリーズをコンディション不良で欠場した三笘は、”第2次森保ジャパン”の押しも押されぬ主力であり、順当に招集されるだろう。前田も、中村や旗手がいないとすると、サイドの選手が足りなくなるので、FWと左右のサイドをこなせるポリバレントも兼ねて招集されるはずだ。

 前回は追加招集されながら、体調不良の影響もあり出場なしに終わった奥抜は、正月のタイ代表との試合でテストされるのではないか。

 ディフェンスラインの主力では冨安健洋(アーセナル)とディフェンスの二枚看板である板倉滉(ボルシアMG)が、足首の持続的な問題を取り除くために、小さな手術をしたことが伝えられる。次の代表活動の時点で回復しているかもしれないが、試合感を含めて今回は見送るのが無難と考えられる。逆にアジアカップには万全の状態で戻ってきてほしいというのが森保監督の願いだろう。

 センターバックに関しては、左サイドバックの伊藤洋輝(シュツットガルト)がこなせるので、冨安、谷口彰悟(アル・ラーヤン)、町田浩樹(ユニオンSG)にプラス伊藤洋で2次予選は乗り切れるはず。

 ただ、町田も伊藤洋も左利きで、右センターバックのカバーリングが難しいと考えた場合に、瀬古歩夢(グラスホッパー)や国内組で招集経験のある藤井陽也(名古屋グランパス)や荒木隼人(サンフレッチェ広島)にもチャンスが出てくる。
 
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