【J1】開幕直前チェック G大阪編|ACL制覇は至上命題。鍵を握るのはアデミウソンの活躍だ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年02月26日

宇佐美は「自然に分かる合えるものがある」とアデミウソンを高く評価。

まだ本領発揮とはいかないが、アデミウソン(9番)の個人能力に疑いの余地はない。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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【今季の目標達成へのポイント】
 

「狙えるタイトルは全部獲りたい」(遠藤)。昨季同様、今季も目の前の大会に全精力を注ぐ構えのG大阪だが、なかでもプライオリティが高いのは8年ぶりのACL制覇とJリーグタイトルの奪回だ。
 
 2ステージ制度の導入で、第2ステージの巻き返しとチャンピオンシップでの下克上は可能だが、あくまでも目指すのは年間最多勝点。ACLと並行して行なわれるリーグ戦の日程は過酷だが、それを踏まえて獲得されたのが藤本である。
 
 従来、長谷川監督はターンオーバーを否定していたが、今季はACL初戦で遠藤を先発から外し、井手口を抜擢。中盤から前線にかけて様々な起用が可能となっただけに、やはり指揮官の采配が大きなポイントになりそうだ。
 
 そして、至上命令となるACL制覇の鍵を握るのは、アデミウソンの活躍だ。昨季は広州恒大の壁を打ち破れずに、準決勝で涙を飲んだ。そこで白羽の矢を立てたのが、攻撃陣をグレードアップさせるブラジル人アタッカーだった。
 
 まだ遠慮もあり、周囲を活かすほうに注力している感もある元U-21ブラジル代表だが、宇佐美は「自然に分かる合えるものがある。彼がいれば、僕もより活かしてもらえる」と手応えを口にする。

 アデミウソンが完全にフィットすれば、前人未到のACLとJリーグ制覇も実現可能だろう。

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