【J1】開幕直前チェック 湘南編|究極の攻撃サッカーでリーグを席巻したい

カテゴリ:Jリーグ

隈元大吾

2016年02月25日

シーズンを通した競争の活性化で、個人とチームの成長につなげる。

今季のテーマは得点力の向上。シャドーの一角を任される高山(23番)の奮起が欠かせない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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【今季の目標達成へのポイント】
 
 順位の目標は明確には掲げられていない。ただ、昨季の年間8位以上、ひいてはACL出場やタイトル争いなど、カップ戦を含めて意欲は高まっているに違いない。指揮官も選手たちをより高みへ連れて行きたいと、想いを抱いていることだろう。
 
 湘南スタイルをさらに研ぎ澄まし、チームとしてより強くゴールに意識を傾けるなかで、とりわけ楽しみなのは個性の躍動だ。「点を取るのも試合を決めるのも結局は個人。自分がそういう選手にならなければいけない」と菊池大介が自身に矢印を向けたように、ゴールに向けて一丸となるなか、才を活かしたそれぞれの仕事ぶりに期待が募る。
 
 チーム内の切磋琢磨もまた欠かせない。それぞれが複数のポジションにトライすることも含めて、シーズンを通した競争の活性化がなにより個人とチームの成長につながろう。
 
 始動して間もなく、指揮官は語ったものだ。
「自分自身の成長とチームの勝利というふたつの精神を大事にすることで、選手もチームも価値が上がる。個人主義にならず、チームに寄りかからずに、お互いが重要な立ち位置にいられるシーズンにしていこうと話している」
 
 シーズン中には、怪我を含め、さまざまな出来事が起こる。だがそれでも、個性が集い、結束が健やかに育まれているチームの根底は揺らぐまい。立ち返ることのできる太い芯が彼らにはある。
 
取材・文:隈元大吾(フリーライター)
 
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