ボール奪取後のクオリティが上がらず
迎えた遠征ラストマッチ。メキシコ戦で主力組は出場時間を抑えており、状態は決して悪くない。昨年6月のU-23アジアカップ以来の招集となるCBチェイス・アンリ(シュツットガルト)や、久々の招集となった左SBバングーナガンデ佳史扶(FC東京)はテストの意味合いが強いように感じたが、負傷でメンバー外となったMF斉藤光毅(スパルタ)と、A代表の活動に参加していたGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)を除くと、今考えられるベストな布陣でアメリカ戦に臨んだ。
しかし、結果は――。スコアでも内容でも完敗と言わざるを得ない内容だった。
開始6分にチェイスのパスミスからカウンターを浴びて先制点を献上。出鼻を挫かれると、以降はパワーとスピードを武器にグイグイ押し込んでくる相手に、ほぼ手も足も出なかった。
「自分たちのクオリティの低さが出たし、蹴らせてもいいけど、その後の回収が自分も含めて疎かになった」とはMF三戸舜介(新潟)の言葉。ビルドアップは封じられ、中盤の攻防でも競り負けてセカンドボールの回収ができなかった。
もっとも、自分たちの時間が作れなかったわけではない。15分からは、前線からのプレスで相手を自陣の深いところまで押し込んだ。FW細谷真大(柏)が前から圧力を掛け、左サイドに追い込めば三戸とバングーナガンデが、中央であれば松木玖生(FC東京)がボールを刈り取ってカウンターを仕掛ける。だが、いくつか良い展開もあったものの、ボールを奪った後のクオリティが上がらなかった。
「もっと前線でボールを奪って、ショートカウンター気味の攻撃もできた」(松木)
しかし、結果は――。スコアでも内容でも完敗と言わざるを得ない内容だった。
開始6分にチェイスのパスミスからカウンターを浴びて先制点を献上。出鼻を挫かれると、以降はパワーとスピードを武器にグイグイ押し込んでくる相手に、ほぼ手も足も出なかった。
「自分たちのクオリティの低さが出たし、蹴らせてもいいけど、その後の回収が自分も含めて疎かになった」とはMF三戸舜介(新潟)の言葉。ビルドアップは封じられ、中盤の攻防でも競り負けてセカンドボールの回収ができなかった。
もっとも、自分たちの時間が作れなかったわけではない。15分からは、前線からのプレスで相手を自陣の深いところまで押し込んだ。FW細谷真大(柏)が前から圧力を掛け、左サイドに追い込めば三戸とバングーナガンデが、中央であれば松木玖生(FC東京)がボールを刈り取ってカウンターを仕掛ける。だが、いくつか良い展開もあったものの、ボールを奪った後のクオリティが上がらなかった。
「もっと前線でボールを奪って、ショートカウンター気味の攻撃もできた」(松木)
35分にバングーナガンデの左CKから松木のゴールで同点に追いついたが、決定機と呼べるものはほとんど作れなかった。
すると、ジリジリと押し戻されると、前半終了間際にロングボールで左サイドの裏を取られ、一気に局面を打開されてクロスからゴールを許した。
最終ラインを3枚入れ替えた後半は、再びアメリカのペースになり、耐える時間が続く。57分にはペナルティエリア手前右のポケットからボックス内にパスを付けられ、あっさりとネットを揺らされた。
73分にもFKから失点。ディフェンスラインと背後にボールを入れられると、GK佐々木雅士(柏)の手前で触られて4点目を許した。
すると、ジリジリと押し戻されると、前半終了間際にロングボールで左サイドの裏を取られ、一気に局面を打開されてクロスからゴールを許した。
最終ラインを3枚入れ替えた後半は、再びアメリカのペースになり、耐える時間が続く。57分にはペナルティエリア手前右のポケットからボックス内にパスを付けられ、あっさりとネットを揺らされた。
73分にもFKから失点。ディフェンスラインと背後にボールを入れられると、GK佐々木雅士(柏)の手前で触られて4点目を許した。