• トップ
  • ニュース一覧
  • 大敗アメリカ戦で露呈した大岩Jの“本当の実力”。個の能力が圧倒的に不足。今のままではパリ五輪でメダル獲得は厳しいだろう

大敗アメリカ戦で露呈した大岩Jの“本当の実力”。個の能力が圧倒的に不足。今のままではパリ五輪でメダル獲得は厳しいだろう

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年10月22日

ボール奪取後のクオリティが上がらず

“テスト感”が強かったメキシコ戦は4-1で完勝。フレッシュな選手たちのプレーはポジティブな要素だった。写真:松尾祐希

画像を見る

 迎えた遠征ラストマッチ。メキシコ戦で主力組は出場時間を抑えており、状態は決して悪くない。昨年6月のU-23アジアカップ以来の招集となるCBチェイス・アンリ(シュツットガルト)や、久々の招集となった左SBバングーナガンデ佳史扶(FC東京)はテストの意味合いが強いように感じたが、負傷でメンバー外となったMF斉藤光毅(スパルタ)と、A代表の活動に参加していたGK鈴木彩艶(シント=トロイデン)を除くと、今考えられるベストな布陣でアメリカ戦に臨んだ。

 しかし、結果は――。スコアでも内容でも完敗と言わざるを得ない内容だった。

 開始6分にチェイスのパスミスからカウンターを浴びて先制点を献上。出鼻を挫かれると、以降はパワーとスピードを武器にグイグイ押し込んでくる相手に、ほぼ手も足も出なかった。

「自分たちのクオリティの低さが出たし、蹴らせてもいいけど、その後の回収が自分も含めて疎かになった」とはMF三戸舜介(新潟)の言葉。ビルドアップは封じられ、中盤の攻防でも競り負けてセカンドボールの回収ができなかった。

 もっとも、自分たちの時間が作れなかったわけではない。15分からは、前線からのプレスで相手を自陣の深いところまで押し込んだ。FW細谷真大(柏)が前から圧力を掛け、左サイドに追い込めば三戸とバングーナガンデが、中央であれば松木玖生(FC東京)がボールを刈り取ってカウンターを仕掛ける。だが、いくつか良い展開もあったものの、ボールを奪った後のクオリティが上がらなかった。

「もっと前線でボールを奪って、ショートカウンター気味の攻撃もできた」(松木)
 
 35分にバングーナガンデの左CKから松木のゴールで同点に追いついたが、決定機と呼べるものはほとんど作れなかった。

 すると、ジリジリと押し戻されると、前半終了間際にロングボールで左サイドの裏を取られ、一気に局面を打開されてクロスからゴールを許した。

 最終ラインを3枚入れ替えた後半は、再びアメリカのペースになり、耐える時間が続く。57分にはペナルティエリア手前右のポケットからボックス内にパスを付けられ、あっさりとネットを揺らされた。

 73分にもFKから失点。ディフェンスラインと背後にボールを入れられると、GK佐々木雅士(柏)の手前で触られて4点目を許した。
 
【関連記事】
米国に4失点完敗のU-22日本代表に韓国メディアが「“伝説の一軍”はどこにいた?」と反応!
大岩ジャパン初の4失点。まさかの大敗で、光明は新潟MF三戸舜介。U-22代表でも「やれることが増えた」と成長を実感
日本代表のW杯予選メンバー23人を予想!10月シリーズから7人が選外。最激戦区の2列目は堂安、南野、前田で迷ったが...
「ワールドクラスの大失態!」中国代表の正守護神が犯した“衝撃のミス”に批判殺到!「恥ずかしい」「W杯予選に新たな問題」
「日本のW杯優勝? もう誰も笑えない」メキシコを4発撃破したU-22日本代表の充実ぶりに中国感服!「常に強化は未来を見据えている」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ