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大敗アメリカ戦で露呈した大岩Jの“本当の実力”。個の能力が圧倒的に不足。今のままではパリ五輪でメダル獲得は厳しいだろう

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2023年10月22日

2戦目に標準を合わせるのは自然の流れ

遠征ラストマッチのアメリカ戦は1-4完敗。厳しい現実を突きつけられた。写真:松尾祐希

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 世界は広い――。改めてそう思わされる遠征だった。

 パリ五輪を目ざすU-22日本代表が、10月8日から17日までアメリカ遠征を行なった。現地で2試合が組まれ、結果は1勝1敗だった。

 パリ五輪の出場権は逃しているが、前回の東京大会で銅メダルを獲得したメキシコには4-1で勝利を掴んだ。相手は10月下旬に始まるパン・アメリカン大会(アジア競技大会に相当)に向けて再始動したばかり。23歳の選手も5名いたチームに対し、前線からのハイプレスがハマって相手を圧倒した。

 一方で、パリ行きをすでに決めているアメリカには1-4で敗れた。9月に新監督のもとでリスタートを切ったばかりの相手だったが、海外組が8名、A代表歴を持つ選手が9名いるチームに大敗を喫した。

 日本の出場メンバーを見ると、メキシコ戦よりもアメリカ戦に比重を置いた感が強い。「アメリカは力の入れ方が違うんじゃないかな」と反町康治技術委員長は話しており、2戦目に標準を合わせるのは自然の流れだった。

 そうした側面も踏まえ、メキシコ戦は“テスト感”が強かった。大岩ジャパン初招集のMF福井太智(バイエルンⅡ)をアンカーで先発に抜擢し、パリ五輪世代のチームでは初出場となるGK野澤大志ブランドン(FC東京)をスタートから起用。前半で2-0としたため、後半は選手をより試しやすい状況になり、新井悠太(東洋大/東京V内定)や近藤友喜(横浜FC)といった初参戦組のサイドアタッカーも20分以上の出場時間を得られた。
 
 遠征3日目に負傷した藤尾翔太(町田)に代わって追加招集したFW内野航太郎(筑波大)も、試合前日の合流ながら後半開始からピッチに立って1ゴールをマーク。フレッシュな選手たちのプレーはポジティブな要素だった。

 ただ、忘れてはいけないのが、メキシコの強度がそこまで高くなかったという点だ。実際に戦った選手たちも、相手からは球際の迫力やタフさをそこまで感じられなかったという。

「力強さはもっとあるかなと思った。(僕らもボールを)そこまで奪えていないので、なんとも言えないけど、もう少し強い想定はしていた」(CB木村誠二/FC東京)

「そこまでガツガツというシーンはなかった」(CB鈴木海音/磐田)

 だからこそ、メキシコ戦の結果を真に受けるのは難しく、本当の意味で試されるのが次のアメリカ戦であるのは想像に容易い。

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