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【G大阪】期待の即戦力に18歳の初瀬が躍動! 両エースの目覚めが“スロースターター”返上の鍵!?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年02月15日

キャンプでの2試合を含め、いまだ無得点の両エースだが……。

相手が触らなければパトリックが押し込んでいた状況ではあったが、結果はオウンゴール。このプレシーズンで宇佐美、パトリックの両エースに得点はいまだ生まれていない。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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 さらにこの試合、右SBのレギュラー格、米倉とオ・ジェソクのコンディションが整わなかったことで、ユースから昇格した18歳のDF初瀬が右SBで先発。名古屋の永井とマッチアップし、日本屈指のスピードを生かしたプレッシャーに苦しめられ、パスミスを誘発させられたシーンもあったが、90分までプレーして勝利に貢献した。

【プレシーズンマッチPHOTO】G大阪 3-1 名古屋 
 
 左SBが本職の初瀬は、右利きだが小学生のころから中村俊輔(横浜)にあこがれて左足のキックを磨き、今ではセットプレーも左足で蹴るという両利きが特徴。「緊張もありましたけど、(丹羽)大輝くんとかみんなが声をかけてくれてなんとか試合に馴染めました」と語ったように、ミスを引きずらずに奮闘した。
 
 現在チームには左の藤春、右の米倉、左右をこなすオ・ジェソクと3人のSBがポジションを争うが、長谷川監督はACLなど複数のタイトルを狙う上で、4人目のSBとして若い初瀬の台頭に期待している。初瀬も守備力を課題に挙げ「1対1の対応など、もっと練習していきたい」とさらなる成長を見据えた。
 
 一方で懸念材料を挙げるなら、両エースの状態か。昨季チーム得点王の宇佐美は3本のシュートを放ったが無得点。しかし「あの布陣でやるのは1試合目。僕自身のコンディションも、チームの状態も、まだまだ伸びていく段階なので」と意に介さなかった。
 
 1トップに入ってシュート6本を放ったが無得点のパトリックとともに、宮崎キャンプで行なった2試合の練習試合も合わせ、開幕前の3試合でふたりとも無得点というのは気がかりだ。例年、スロースターターのG大阪だが、今季は指揮官がこの試合前に「毎年スタートが良くないので、公式戦のつもりでいけ」と指示したように、その悪癖改善を狙っている。ゼロックス杯から始まる2016年シーズン、G大阪の開幕ダッシュに注目が集まる。
 
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