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【岩本輝雄のオタクも納得!】古巣への期待と不安――“もう一押し”がなければ中位止まりだ

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2016年02月13日

残された時間で“武器”をいかに磨き上げられるか。

新加入の平岡は及第点のパフォーマンス。クリスティアーノにも仕事をさせていなかった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 個々の選手に言及すれば、奥埜と蜂須賀には好印象を受けた。前者はチャンスメーカーとして機能していたし、後者はアグレッシブにサイドを駆け上がっていた。最終ラインの渡部も空中戦の強さというストロングポイントを発揮できていた。
 
 その渡部とCBでコンビを組む平岡は、今季の新加入ながら、大きなミスもなく無難にこなしていた。甲府のクリスティアーノにも仕事をほとんどさせていなかった。本人も手応えを掴んだはずだ。
 
 同じく新戦力の三田はボールスキルの高いタイプで、セットプレーのキッカーとしても期待できそうだ。渡邉監督はボランチで考えているようだけど、組み立てでは問題はないにせよ、守備面はどうか。引き気味に守っていた甲府との試合では、そこまでディフェンスに気を使う必要がなかったから、彼の本来の守備力を推しはかれなかった。
 
 ただ相手が異なれば、ボランチは厳しいプレスにさらされるケースもある。時間とスペースが限定された時にどんなプレーを見せられるかで、彼の最終的な評価は決まってくるはず。上手くても守備で弱さを見せれば、スタメンは厳しいだろう。たまにボールウォッチャーになってしまい、背後を縦パスで突かれて後追いするシーンがあった。そうした細かい部分での改善は今後、必要だと思う。
 
 渡邉体制3年目の仙台は、これまでに築き上げたものをベースに、マイナーチェンジを施してチーム力を高めようとしている。変化としては、繰り返しになるけど“スピーディなサイドアタック”が今季のカラーになる。
 
 開幕までの残された時間で、明確な“武器”をいかに磨き上げられるか。人材が豊富な中盤のベストな組み合わせはどうなるかなど、今後の動向に注目したい。
 
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