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【セルジオ越後の天国と地獄】サッカー界に“第2、第3の清原”が出ないようにするためになにをすべきか――

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年02月12日

サッカー界は“お金のあるところ”とは言えないかも。

薬物使用の疑いで逮捕された清原氏。罪が確定すれば罰せられてしかるべきだが、極論を言えば、諸悪の根源は彼らにはない。(C)Getty Images

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 清原氏が逮捕された後、報道では連日「彼は何年前から~」とか「どこどこで取引をしていた」といった明るみになった事実が流されている。でも、誤解を恐れずに言えば、そんなことはある意味、些末なことだ。
 
 議論すべきはそこではない。“なぜ、こうした事態になってしまったのか”をもっと真剣に考えなければいけないんじゃないだろうか。
 
 甲子園歴史館から清原氏のPL学園時代のユニホームやバットが撤去された? それで覚せい剤が撲滅できたら苦労はない。
 
 最近、僕が見たニュースでは、鹿児島で末端価格にして70億円に相当する約100㌔の覚せい剤を保持していた疑いで4人が逮捕されたという。こうした事実が明るみになると、日本にはどれだけの麻薬が持ち込まれているのか不安になってくるよ。
 
 法律が甘いんじゃないのかな。刑罰をさらに厳しくすれば撲滅できるとは思わないけど、国会でもっと話し合われてもおかしくないと思う。メディアもそうした部分を追求すべきだ。議員の不倫問題など、どうでもいい。
 
 こうした状況が変わらなければ、“第2、第3の清原”が出てくるかもしれない。そして、それがサッカー関係者ではない保証はどこにもないんだ。
 
 Jリーガーにもそうした危険が及ぶかもしれない。もっとも、今の選手たちの平均的な年俸を考えれば、サッカー界が“お金のあるところ”とは言えないかもね。それは不幸中の幸いとでも言うべきか。
 
 とにかく、“大元”を絶やさなければダメなんだ。そのためにはなにをすべきなのか。清原氏をいくら叩いたところで、根本的な解決にはならない。ピントをしっかりと問題の核に合わせなければいけない。
 
 今回はサッカーとは少し離れたテーマだけど、スポーツ界だけでなく、日本社会全体、一人ひとりの人間にも関係してくるかもしれない深刻な問題でもあるから、この場を借りて発言させてもらった。日本が蝕まれる前に、事態の改善を願うよ。
 
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