映像を繰り返しチェック
努力の成果もあり、前半は何とか無失点で乗り切った。しかしながら、後半に入ると失点を重ねてしまう。1失点目は64分。真ん中を割られてティボ・ソマーズに決められてしまった。その5分後には、ペナルティエリア内の左側からのパスに抜け出したケビン・デンキーにあっさりとゴールを割られる。
終わってみれば0-2の黒星。彼にとってはほろ苦いベルギーデビューとなったのだ。
「デビュー戦は思ったようにまったくできなくて、2失点してしまいました。失点シーンを振り返っても、自分が今まで取り組んできたことがまったくできなかった印象でしたね。ミスも目立ちましたし、本当に悔いの残るゲームだった。
やっぱり移籍して最初の試合ということで、緊張やプレッシャーもあったと思うし、何かいつもとは違う感覚でピッチに立っていた自分がいました。
もう1つの難しさは、今のチームスタイル。レッズの(マチェイ・)スコルジャ監督もビルドアップは大事にしていましたけど、(トルステン・)フィンク監督はレッズ以上に後ろからつないでいくスタイルを採っている。
ゴールキックに関しても、本当にプレッシャーがかかっているなかで明確につないでいくので難易度が高いんです。そのうえ、4バックではなく3バックですから、感覚的にも違います。そのあたりが思ったように実践できなかったのもあります」と、鈴木は神妙な面持ちで語っていた。
終わってみれば0-2の黒星。彼にとってはほろ苦いベルギーデビューとなったのだ。
「デビュー戦は思ったようにまったくできなくて、2失点してしまいました。失点シーンを振り返っても、自分が今まで取り組んできたことがまったくできなかった印象でしたね。ミスも目立ちましたし、本当に悔いの残るゲームだった。
やっぱり移籍して最初の試合ということで、緊張やプレッシャーもあったと思うし、何かいつもとは違う感覚でピッチに立っていた自分がいました。
もう1つの難しさは、今のチームスタイル。レッズの(マチェイ・)スコルジャ監督もビルドアップは大事にしていましたけど、(トルステン・)フィンク監督はレッズ以上に後ろからつないでいくスタイルを採っている。
ゴールキックに関しても、本当にプレッシャーがかかっているなかで明確につないでいくので難易度が高いんです。そのうえ、4バックではなく3バックですから、感覚的にも違います。そのあたりが思ったように実践できなかったのもあります」と、鈴木は神妙な面持ちで語っていた。
そこで彼が取り組んだのは、自分のパフォーマンスを冷静に分析すること。浦和時代にはジョアン・ミレッGKコーチのもと、GKグループで試合やプレー分析をするのが常だったが、その習慣が身についている鈴木は映像を繰り返しチェック。何が良くなかったのか、どうあるべきだったのかを徹底的に検証したというのだ。
「1失点目だと、まずワンタッチの予測が持てていなかったし、止まり切れなかった。そういう細かい部分を積み重ねていくしかないんです。2失点目のシーンは、自分が考えていたのと違うタイミングで、1つ前の選手が蹴ってきて、シュートを決めたフォワードは触らなくても入ったと思うんですけど、やっぱり1対1の対応の行き方、角度といった部分を改善していく必要があるなと感じました。
ジョアンコーチが来てから、周作さんのプレーに対して全員で感想を述べるということを日々やっていたので、分析する能力は確実に養われていると思う。それはベルギーに来てからもすごく役立っていますし、先輩後輩に関係なく意見を言うことの大切さも感じながらサッカーに取り組めています」
「1失点目だと、まずワンタッチの予測が持てていなかったし、止まり切れなかった。そういう細かい部分を積み重ねていくしかないんです。2失点目のシーンは、自分が考えていたのと違うタイミングで、1つ前の選手が蹴ってきて、シュートを決めたフォワードは触らなくても入ったと思うんですけど、やっぱり1対1の対応の行き方、角度といった部分を改善していく必要があるなと感じました。
ジョアンコーチが来てから、周作さんのプレーに対して全員で感想を述べるということを日々やっていたので、分析する能力は確実に養われていると思う。それはベルギーに来てからもすごく役立っていますし、先輩後輩に関係なく意見を言うことの大切さも感じながらサッカーに取り組めています」