「個人的な能力を証明しないと」
7月末に移籍が正式決定したが、労働ビザ取得に少し時間を要したため、8月に入ってから本格的にチームに合流した藤田。今季の同クラブは3-4-3をベースにしており、彼は伊藤涼太郎や山本理仁もいる中盤の競争に参戦することになった。
「まずスタートが遅れた分、戦術理解でも遅れを取っているので、より個人的な能力を証明しないといけないと考えて臨みました。
ベルギーに来て、まず感じたのは、パスカットが結構できること。読みや動き出しは通用するなと前向きな感触を得ました。
逆に課題なのは、言葉による意思疎通。周りの選手との距離感や立ち位置などを上手く伝えられなかったり、細かい指示ができなかったりする。自分は中盤なので、周りとの関係性を密にしていかないといけない立場にいる。
でも簡単な英語で言っても本当に伝わっているかどうか半信半疑なところもありますし、そのあたりは難しさを感じます」と藤田は神妙な面持ちで言う。
仮に言葉が通じて、コミュニケーションができたとしても、ベルギーでプレーする外国人選手たちはその通りにプレーしなかったり、強引にシュートを選択するケースも少なくない。「自分が結果を出して成り上がる」という考え方をする選手が圧倒的に多いリーグなのだから、やむを得ない部分もあるだろう。
「まずスタートが遅れた分、戦術理解でも遅れを取っているので、より個人的な能力を証明しないといけないと考えて臨みました。
ベルギーに来て、まず感じたのは、パスカットが結構できること。読みや動き出しは通用するなと前向きな感触を得ました。
逆に課題なのは、言葉による意思疎通。周りの選手との距離感や立ち位置などを上手く伝えられなかったり、細かい指示ができなかったりする。自分は中盤なので、周りとの関係性を密にしていかないといけない立場にいる。
でも簡単な英語で言っても本当に伝わっているかどうか半信半疑なところもありますし、そのあたりは難しさを感じます」と藤田は神妙な面持ちで言う。
仮に言葉が通じて、コミュニケーションができたとしても、ベルギーでプレーする外国人選手たちはその通りにプレーしなかったり、強引にシュートを選択するケースも少なくない。「自分が結果を出して成り上がる」という考え方をする選手が圧倒的に多いリーグなのだから、やむを得ない部分もあるだろう。
藤田自身もそういう環境だと割り切って、対処法を考えるようになったという。
「日本だったら、みんなチーム第一でプレーしますけど、ベルギーでは必ずしもそうじゃない。ギャップは感じますけど、いちいち気にしていたらキリがない。『みんなエゴを出すのが当たり前なんだ』と思えれば、こっちのほうがシュートの跳ね返りを予測したり、セカンドボールをどう拾うかを考えるようになる。そういう準備や対応は日本にいた頃よりかなり意識するようになりました」と、彼は彼なりの努力をしているようだ。
ここまで8月20日のヘント戦、同27日のサークル・ブルージュ戦(いずれも先発)、9月17日のメヘレン戦、同24日のヘンク戦(いずれも途中出場)の4試合に出ているが、フィンク監督が藤田を必要とするのは、守備的な状況の時が多い。
指揮官は藤田の加入時に「ミニ・カンテ」と評したというが、エンゴロ・カンテ(チェルシー)のように中盤でのボール奪取や、アグレッシブな守備を高く評価しているからこそ、守りの時間帯に重用しているのだろう。
「日本だったら、みんなチーム第一でプレーしますけど、ベルギーでは必ずしもそうじゃない。ギャップは感じますけど、いちいち気にしていたらキリがない。『みんなエゴを出すのが当たり前なんだ』と思えれば、こっちのほうがシュートの跳ね返りを予測したり、セカンドボールをどう拾うかを考えるようになる。そういう準備や対応は日本にいた頃よりかなり意識するようになりました」と、彼は彼なりの努力をしているようだ。
ここまで8月20日のヘント戦、同27日のサークル・ブルージュ戦(いずれも先発)、9月17日のメヘレン戦、同24日のヘンク戦(いずれも途中出場)の4試合に出ているが、フィンク監督が藤田を必要とするのは、守備的な状況の時が多い。
指揮官は藤田の加入時に「ミニ・カンテ」と評したというが、エンゴロ・カンテ(チェルシー)のように中盤でのボール奪取や、アグレッシブな守備を高く評価しているからこそ、守りの時間帯に重用しているのだろう。