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【湘南】川崎の3バック&ロングボール主体の戦術に苦戦。どう対応すべきだったか。杉岡大暉は「面食らっていてはダメ」

カテゴリ:Jリーグ

岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

2023年09月25日

「形の変化で苦労した印象は無い」

右ストッパーで先発出場した舘。写真:鈴木颯太朗

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 選手たちはシステム面での戸惑いを口にしたが、山口智監督は違った見方をしているようだった。

「川崎が3バックで来る想定はしていませんでしたが、3バックにやりづらさを感じたというよりも、問題はもっと根本的なところだと思います。準備やプレー選択の早さ、ボールへのチャレンジが足りなかったかなと。ゲームを見ていても、形の変化で苦労した印象は無いです。

 普段から3バックへの準備はしていますし、相手の形が変わっても、自分たちが準備の仕方を変えればいいだけだという話は日頃からしている。ただ、そこから誰がどこに出ていくのかを明確にできていなかったのであれば僕の責任ですし、もう一度すり合わせたいです」

 川崎が3バックで来たことで、選手たちに迷いが生まれた面も多少はあるだろう。実際に筆者も、試合からそういった印象を受けた。ただ、今のチームに足りていないのは、もっと根本の部分だと指揮官は語っている。

 この考え方は、選手たちにどのくらい浸透しているのか。杉岡、舘に訊くと、次のような回答が返ってきた。
 
「やはりピッチで戦っているのは自分たちですし、そもそもセカンドボールや球際で相手に負けている部分もあった。システムの噛み合いが悪くても、そこのベースの部分はもっとやらなければいけませんし、準備していないからと言って面食らっていてはダメです」(杉岡)

「監督は相手を見てやらなければいけない、というのは常日頃、言っているので、対応できなかった自分たちの力不足です」(舘)

 いずれも指揮官同様、システム面以外の個々の部分で足りていない部分があると語った。山口監督が日頃から求めていることは、選手たちに伝わっているようだ。あとは、どのように試合で実行に移すか。ここは選手たちの成長が待たれる部分だ。

 一方、3バックで来ることを想定できなかったのも、やはり問題だろう。監督、コーチ陣には、選手たちが戸惑いなくプレーできるような環境づくりが求められる。川崎戦は、選手・スタッフ両方の課題が浮き彫りとなったゲームだったと言えそうだ。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

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