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希少価値の高いファンタジスタタイプ。STVV伊藤涼太郎は「流されず、ブレずに」己を磨き、さらなる飛躍を期す

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年09月25日

遠藤や鎌田、冨安のように

自身初の欧州移籍で、プレー強度の違いを実感。フィジカルや判断力の強化に注力する。(C)STVV

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 一方、水戸ホーリーホックで半年間だけ共闘している、同い年の前田大然(セルティック)の一挙手一投足にも感じる部分は少なくなかったようだ。

「大然はもともとチームメイトで、それ以外にも年代別代表で一緒にプレーしたことがある選手が何人かいましたね。特に大然は身体が一回りも二回りも大きくなっていたし、カタール・ワールドカップにも出て活躍した自信も感じられました。

 自分もベルギーに来て、強度の部分は真っ先に感じたところなので、それに対応できるフィジカルや判断力が必要になってきます。身体を大きくすることも含めて、いろんな角度から取り組んでいかないといけないと思います」と目を輝かせた。

 大きな刺激を受け、直後のメヘレン戦でベルギー初ゴールをゲット。ここから一気に爆発しそうな予感を漂わせる伊藤。その彼が掲げる今季の目標は「二桁得点・二桁アシスト」。これはSTVV時代の2018-19シーズンに鎌田が叩き出した15ゴール・7アシストと同等かそれ以上ということになる。

 非常にハードルが高いが、本人はそれを承知で高みを目ざし続け、1年後には欧州5大リーグへのステップアップを現実にする構えだという。
 
「今回の海外移籍に当たって、いくつか移籍先の候補がありました。でも自分の中では長く悩まなかった。ベルギーリーグに魅力を感じたところが大きかったんです。このリーグからは遠藤(航)選手(リバプール)や鎌田選手、冨安(健洋)選手(アーセナル)のようにビッグクラブに行っている選手が多い。僕もそうなりたいと思っているので、目標を明確に定めることができたんです」

 彼ら3人に共通するのは、いずれも短期間でベルギーから他の強国へ赴いていること。特にアタッカーは数字を残さなければ、そういう移籍が実現することはない。

 4シーズン前の鎌田も「ベルギーに来た以上、目に見える数字を残さなければドイツに戻れない」と危機感を露にし、本来のスタイルではないエゴを前面に出すことも多かった。伊藤もこれまで以上にガムシャラにならなければいけないのだ。
 
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