トルシエ政権誕生から25年――。なぜ日本サッカーは“白い呪術師”に未来を託したのか

カテゴリ:日本代表

石川聡

2023年09月10日

日本サッカー殿堂への掲額決定も「9月10日」だった

 正式契約は9月21日。「サッカーで大切なのは組織力とメンタル。まずはメンタルを向上させたい」と新監督は抱負を語り、2002年に向けた“狂騒曲”が幕を開けた。フランス人指揮官は翌年、U-20日本代表も率いてFIFAワールドユース選手権(現FIFA U-20ワールドカップ)で準優勝の快挙。予選を勝ち抜いて出場したシドニーオリンピックは32年ぶりのベスト8進出に導き、アジアカップでは優勝という目標以上の成果を上げた。
 
 一方で、個性が強く、我が道を行く彼の指導に、選手たちも最初は戸惑い、メディアも煙に巻かれることがたびたびあった。代表の世代交代も進めたが、2000年に入っても成績が上向かず、一時は解任論も飛び出すなど、何かと物議を醸すことも多かった。
 
 それでも、目標としたW杯の日韓大会で、2度目の出場となった日本を初のグループステージ突破に導いた事実は揺るぎない。その功績が認められて、2020年のこれも9月10日、日本サッカー殿堂への掲額が決定した(特別選考)。

 式典はコロナ禍により実施されなかったが、昨年6月の日本対ブラジル戦の際に国立競技場で記念のレリーフが本人に手渡された。トルシエは「大変な名誉であり、感激している。日本代表監督として日本における旅の日々を思い起こさせてくれた」と感慨を新たにしていた。

<文中敬称略>

文●石川 聡

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