日本の成長が試される場に
今夏にステップアップを果たしたのは、遠藤や鎌田だけではない。上田綺世(フェイエノールト)、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)もその該当者である。
特に上田はベルギー1部の中堅(サークル・ブルージュ)からオランダ1部王者、チャンピオンズリーグのグループステージに参戦するフェイエノールトの一員になった。今はまだスタメンを勝ち取れてはいないが、心身ともに充実した状態でドイツに挑めるのは確かだ。
「ドイツ戦は非常に強度の高いゲームになると思いますし、相手も意気込みを持って戦ってくるので難しいゲームになる。それこそワールドカップと同じような展開になれば、日本にとっては苦しくなる。そこで自分が何を出せるかが、すべてだと思います。
カタールから半年以上、積み重ねてきたものがあって、自分も成長した部分が少なくない。点を取る感覚やプレースタイルなどで成長できたと思うので、当時とは違った感覚や心境でプレーできると思ってます」と自信をみなぎらせていた。
サークル・ブルージュに所属していた今年2月の時点では、「自分がワールドカップのドイツ戦に出ていたとしても、何ができたか分からない」と悲観的な物言いをしていた。それが今は堂々とドイツにぶつかっていこうという勇気と野心に満ち溢れている。
これは紛れもなく上田の成長だ。今回、先発1トップ抜擢の可能性も囁かれるが、世界トップ基準のFWだということを何としても実証してほしい。
特に上田はベルギー1部の中堅(サークル・ブルージュ)からオランダ1部王者、チャンピオンズリーグのグループステージに参戦するフェイエノールトの一員になった。今はまだスタメンを勝ち取れてはいないが、心身ともに充実した状態でドイツに挑めるのは確かだ。
「ドイツ戦は非常に強度の高いゲームになると思いますし、相手も意気込みを持って戦ってくるので難しいゲームになる。それこそワールドカップと同じような展開になれば、日本にとっては苦しくなる。そこで自分が何を出せるかが、すべてだと思います。
カタールから半年以上、積み重ねてきたものがあって、自分も成長した部分が少なくない。点を取る感覚やプレースタイルなどで成長できたと思うので、当時とは違った感覚や心境でプレーできると思ってます」と自信をみなぎらせていた。
サークル・ブルージュに所属していた今年2月の時点では、「自分がワールドカップのドイツ戦に出ていたとしても、何ができたか分からない」と悲観的な物言いをしていた。それが今は堂々とドイツにぶつかっていこうという勇気と野心に満ち溢れている。
これは紛れもなく上田の成長だ。今回、先発1トップ抜擢の可能性も囁かれるが、世界トップ基準のFWだということを何としても実証してほしい。
そして、中村敬斗だが、出番があるとしたら後半途中からだろう。彼の定位置である左ウイングはエース三笘薫(ブライトン)の主戦場。三笘なしでは今の日本代表は成り立たないだけに、まずは戦況を見極めるところからのスタートになりそうだ。
ただ、彼自身はオーストリア1部ではなく、欧州5大リーグのプレーヤー。伊東純也と同僚であり、両ウイングを担っている関係性でもある。ピッチに立つチャンスが訪れるならば、物怖じすることなくやれるはずだ。
「フランスに行って一番感じるのは、対人の強さかなと。1対1になった時、抜けたところでついてこられたりする」と、中村はフィジカル色の強いフランスの特性を分析していたが、そういった駆け引きの経験はドイツ相手にもきっと役立つだろう。
このように個人個人が少しずつレベルを上げていくことで、日本代表は必ず強くなる。遠藤、鎌田、上田、中村らがステップアップして迎える今回のドイツ戦は、日本の成長が試される場でもある。
ドイツ相手に連勝という偉業を達成するためにも、飛躍組には「違い」を見せてもらわなければいけない。彼らの一挙手一投足を、期待を込めて見守りたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
「全然違う」リバプール移籍の遠藤航が明かすドイツ時代との変化「やっぱりプレミアの方が...」【現地発】
「もう大変だった」鎌田大地が移籍市場での“苦悩”を吐露「2チームに絞ってて、両方難しくなった時は...」【現地発】
「日本代表で誰のシュートが一番すごい?」GK大迫敬介の見解は?「2人が抜けている感じ」【現地発】
ただ、彼自身はオーストリア1部ではなく、欧州5大リーグのプレーヤー。伊東純也と同僚であり、両ウイングを担っている関係性でもある。ピッチに立つチャンスが訪れるならば、物怖じすることなくやれるはずだ。
「フランスに行って一番感じるのは、対人の強さかなと。1対1になった時、抜けたところでついてこられたりする」と、中村はフィジカル色の強いフランスの特性を分析していたが、そういった駆け引きの経験はドイツ相手にもきっと役立つだろう。
このように個人個人が少しずつレベルを上げていくことで、日本代表は必ず強くなる。遠藤、鎌田、上田、中村らがステップアップして迎える今回のドイツ戦は、日本の成長が試される場でもある。
ドイツ相手に連勝という偉業を達成するためにも、飛躍組には「違い」を見せてもらわなければいけない。彼らの一挙手一投足を、期待を込めて見守りたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
「全然違う」リバプール移籍の遠藤航が明かすドイツ時代との変化「やっぱりプレミアの方が...」【現地発】
「もう大変だった」鎌田大地が移籍市場での“苦悩”を吐露「2チームに絞ってて、両方難しくなった時は...」【現地発】
「日本代表で誰のシュートが一番すごい?」GK大迫敬介の見解は?「2人が抜けている感じ」【現地発】