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中井卓大の凄さを感じたR・マドリードの練習場。ラ・リーガの担当者は「日本人選手がスペインで活躍していないとは思わない」【マドリードを巡る旅|後編】

カテゴリ:連載・コラム

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年09月08日

「今後は日本人選手がどんどん増えていくと思う」

質問に答えてくれたラ・リーガのアロンソ氏(左)と案内をしてくれたアルベルト氏(右)。(C)SOCCER DIGEST

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 サッカーとは離れてしまうが、ぜひ訪れてほしいスポットがソフィア王妃芸術センターだ。ここには、かの有名なパブロ・ピカソの「ゲルニカ」が展示されている。内戦の悲劇を描いた作品は圧倒される迫力があり、感動を覚えた。近くにあるプラド美術館とともに、マドリードでは人気の場所となっている。

 マドリードで印象的だった料理は、SOL駅近くにある『LHARDY』というレストランで食べた伝統の煮込み料理。落ち着いて食事を楽しめる店で、外国人観光客も多かった。

 最後に、マドリードにあるラ・リーガ本部を訪れ、韓国・日本・オーストラリアのリージョナルマネージャーを務めるアロンソ・デ・アリステギ氏から伺った話を紹介したい。

 現在、ラ・リーガ1部で活躍する日本人選手は、レアル・ソシエダの久保建英だけだが、ラ・リーガではJリーグでプレーする若手選手をチェックし、クラブに紹介する取り組みをしているという。興味を持ったクラブがあれば、連絡先を教え、交渉の第一歩を手助けしているそうだ。
 
 そのため、「今後は日本人選手がどんどん増えていくと思う。日本や韓国のサッカーは成長している。そういった国の選手が増えていくのを望んでいる」とアロンソ氏は話していた。

「なぜ、他のリーグと比べて、日本人がスペインでなかなか活躍できないと思うか?」と尋ねると、「活躍をしていないとは思わない」との返答だった。

「クボはレアル・ソシエダで、不可欠な存在になっている。左利きで、動きが俊敏でダイナミック。ソシエダをチャンピオンズリーグで戦えるレベルに導いた。得点王になるような選手はいないかもしれないけど、ガク(柴崎岳)もイヌイ(乾貴士)も日本人選手は優秀だ」

 また、「クボの活躍により、日本でラ・リーガも人気が出ている。それは、ソシエダはもちろん、リーグとしても利益となっている。またマジョルカのユニホームスポンサーが日本企業になった。そういう動きも起きている」と“タケ効果”についても語っていた。

 これからスペインで活躍する日本人選手が増える流れになるのか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●スペイン政府観光局、ラ・リーガ (La Liga) 
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