難敵相手に積極的なトライを
こうした難しさはあるものの、今の彼を見れば、ドイツ戦でスタートから使わないのはもったいないという気がしてくる人も少なくないだろう。ソシエダのようなパフォーマンスを期待するのであれば、思い切って頭から右FWに据えてみるというのも一案かもしれない。
ドイツが3バックで来るか、4バックで来るかによって出方が変わるため、久保が右サイドで出た場合の一挙手一投足も読めない部分はある。だが、今の彼であれば、背後に飛び出すスピード、ドリブル突破の切れ味、シュートの精度といったあらゆる部分が計算できる。
本人も22歳になり、肩の力が抜け、代表でも自然体で振る舞えるようになっている。それも成長曲線を加速させるだろう。
ここまでの日本は「右の伊東、左の三笘」という両ウイングの打開力に依存してきた。が、違った攻撃の形も模索していく必要があるのも確か。右の久保が確実に機能するようになれば、伊東をジョーカー的にベンチに置いておくといった余裕も生まれる。
対戦相手や戦い方によって選手を変えられる幅を持てるようになれば、森保監督にとっても理想的。あえてドイツという難敵相手に積極的なトライをしたほうが、得られる収穫も大きくなるはずだ。
ドイツが3バックで来るか、4バックで来るかによって出方が変わるため、久保が右サイドで出た場合の一挙手一投足も読めない部分はある。だが、今の彼であれば、背後に飛び出すスピード、ドリブル突破の切れ味、シュートの精度といったあらゆる部分が計算できる。
本人も22歳になり、肩の力が抜け、代表でも自然体で振る舞えるようになっている。それも成長曲線を加速させるだろう。
ここまでの日本は「右の伊東、左の三笘」という両ウイングの打開力に依存してきた。が、違った攻撃の形も模索していく必要があるのも確か。右の久保が確実に機能するようになれば、伊東をジョーカー的にベンチに置いておくといった余裕も生まれる。
対戦相手や戦い方によって選手を変えられる幅を持てるようになれば、森保監督にとっても理想的。あえてドイツという難敵相手に積極的なトライをしたほうが、得られる収穫も大きくなるはずだ。
久保自身もカタールW杯の苦い記憶と完全に決別するきっかけが欲しいところ。「自分はワールドカップの時とは別人」と今年3月シリーズで語気を強めていたが、代表では目覚ましい実績を残しきれていない。
今回のドイツとの再戦で、自分も周りも納得させられるような大仕事を遂行できれば、久保の価値は一気に上がる。
そんなシナリオが現実になるのか否か...。いずれにしても、ドイツ相手にカタールW杯のリベンジを果たす久保の姿をぜひとも見てみたいものである。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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