「久保には残って欲しかった」アトレティコ戦で遭遇したマジョルカサポがこぼした本音。“圧力鍋”メトロポリターノでは、日本で目にしない驚きの光景が...【マドリードを巡る旅|前編】
カテゴリ:連載・コラム
2023年08月30日
子どもが「クソ審判」と野次を飛ばし...
シビタス・メトロポリターノの最寄り駅「Estadio Metropolitano」周辺は店が少なく、バルなどもほとんど見当たらない。「一杯やってから」という方は、飲んでから移動したほうがいいかもしれない(スタジアム内へのアルコール類の持ち込みは禁止)。
この日はアトレティコの記念すべき120周年ゲームで、観衆には赤白の旗が配られ、試合前から最高の雰囲気を作り出していた。闘将ディエゴ・シメオネがメトロポリターノを「圧力鍋」と表現するだけあって、アトレティはやはり熱い。相手を圧迫してしまう空気感がある。
ナウエル・モリーナがペナルティエリア外で倒れた場面でPKがもらえないと、アントワーヌ・グリーズマンのユニホームを来た子どもが「クソ審判」と野次を飛ばし、美女が中指を立てていた。日本では、なかなかお目にかかれない光景だ。
この日はアトレティコの記念すべき120周年ゲームで、観衆には赤白の旗が配られ、試合前から最高の雰囲気を作り出していた。闘将ディエゴ・シメオネがメトロポリターノを「圧力鍋」と表現するだけあって、アトレティはやはり熱い。相手を圧迫してしまう空気感がある。
ナウエル・モリーナがペナルティエリア外で倒れた場面でPKがもらえないと、アントワーヌ・グリーズマンのユニホームを来た子どもが「クソ審判」と野次を飛ばし、美女が中指を立てていた。日本では、なかなかお目にかかれない光景だ。
バルセロナへ移籍し、アトレティから裏切り者扱いをされながらも、復帰後のひたむきなパフォーマンスで信頼を取り戻したグリーズマンが2アシストの活躍。120周年の特別な青のユニホームを着用したホームチームが3-1で勝利した。その白星を後押したのは間違いなく6万人を超える大観衆だった。
宿敵のR・マドリードに比べて、アトレティコの試合を訪れるファンは観光客が少ないように思われる。だからこそ、熱狂的な空間を作り出すことができるのだろう。この雰囲気を体感するだけでも価値がある。
スペインサッカーの情熱的な空気を味わうなら、ぜひシビタス・メトロポリターノに足を運んでみては。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●スペイン政府観光局、ラ・リーガ (La Liga)
宿敵のR・マドリードに比べて、アトレティコの試合を訪れるファンは観光客が少ないように思われる。だからこそ、熱狂的な空間を作り出すことができるのだろう。この雰囲気を体感するだけでも価値がある。
スペインサッカーの情熱的な空気を味わうなら、ぜひシビタス・メトロポリターノに足を運んでみては。
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●スペイン政府観光局、ラ・リーガ (La Liga)