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現地ベテラン記者が香川真司を密着レポート「ブンデス再開!! 胃腸炎を患った香川の出場は…」

カテゴリ:連載・コラム

マルクス・バーク

2016年01月22日

層が薄くなったウイングは重要な補強ポイント。

今冬のメインターゲットはトゥヘル監督のマインツ時代の教え子、マッリ。今シーズンはここまで7ゴールと好調を維持する(C)Getty Images

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 変化があったのは、メンバーの顔ぶれだ。レンタル中だったアドナン・ヤヌザイは予定より半年早くマンチェスター・Uに戻り、ヨナス・ホフマンはボルシアMGに新天地を求めた。ウイングのバックアッパーだったホフマンの移籍金は800万ユーロ(約11億円)。ドルトムントにとっては悪くない商売だったと言えるだろう。

 2人の放出で層が薄くなったウイングは、今冬の重要な補強ポイントだ。実際「1~2人の新戦力を獲得したい」とトゥヘル監督が明言しており、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOも投資する準備があるようだ。

 求めているのはレギュラークラスの実力者で、最も有力な候補はマインツのユヌス・マッリ。トゥヘルのマインツ時代の教え子で、即戦力として十分に計算が立つ。ドルトムントはすでに交渉を進めているようで、1300万ユーロ(約18億円)で獲得を打診したと伝えられる。現在のマッリの好調ぶりを考えれば適正な価格であり、あとはマインツがどう判断するかだろう。

 いずれにせよ、ボルシアMG戦は厳しい戦いになるはずだ。ここ5シーズン、ドルトムントは敵地でこの“もうひとつのボルシア”に一度も勝てていないのだ。香川が欠場すれば、苦戦する可能性はさらに高まるだろう。

文:マルクス・バーク
翻訳:円賀貴子

【著者プロフィール】
Marcus BARK(マルクス・バーク)/地元のドルトムントに太いパイプを持つフリージャーナリストで、ドイツ第一公共放送・ウェブ版のドイツ代表番としても活躍中。国外のリーグも幅広くカバーし、複数のメジャー媒体に寄稿する。1962年7月8日生まれ。
 
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