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【プレミア現地コラム】「攻めと守り」、「華と汗」が両立するマンチェスター・シティの新戦力が、いよいよ本領発揮!!

カテゴリ:連載・コラム

山中忍

2016年01月21日

単なるバックアッパーに留まる男ではない。

コンディションが戻り、いよいよ本領を発揮し始めた“フレッシュ”なデルフ。覇権レースが本格化する後半戦で、鍵を握る存在になりそうだ。 (C)Getty Images

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 自身がミドルシュートで決めた先制弾は、相手GKウェイン・ヘネシーのミス絡み。そこからさらに追加した3ゴールは、セルヒオ・アグエロの2得点・1アシストによってもたらされたものである。
 
 それでも22節、4-0で大勝したクリスタル・パレス戦のマン・オブ・ザ・マッチには、ファビアン・デルフを挙げたい。マンチェスター・シティにしてみれば、“スカッドの勝利”だった点に意義がある。前半戦は活躍の場がほとんどなかったMFデルフは、スタメン抜擢に応えた代表格だ。
 
 マヌエル・ペレグリーニ監督は3日前の前節エバートン戦(0-0)から、フィールドプレーヤーの半数を入れ替えた。主力の疲れが隠し切れなくなる一方で、試合が立て込む後半戦、カップ戦を含めて4冠(プレミアリーグ、チャンピオンズ・リーグ、FAカップ、リーグカップ)の可能性を残しているシティには、とくにローテーションが必要だ。その一環として、デルフはトゥーレ・ヤヤに代わって先発の機会を得た。
 
 入団1年目の今シーズン、ここまでプレミアで先発3試合目の26歳は、センターハーフの3~4番手と見られている。アストン・ビラからの移籍自体に、疑問の声もあった。
 
 だが、真価を判断するのは時期尚早だ。今シーズン前半戦の存在感不足は、二度の怪我が大きく影響したから。デルフは単なるバックアッパーに留まる男ではない。
 
 センターハーフの一番手は、トゥーレ・ヤヤだ。ペレグリーニ監督は、このベテランの攻撃力に主眼を置いて重用している。当人の意識も攻撃よりで、後方のカバー不足が目立つ試合があるのは否めない。
 
 その点、長い距離のチェイシングも厭わないハードワーカーのデルフは、行動範囲や守備の貢献度で明らかに上回る。
 
 センターハーフの二番手を争うフェルナンジーニョとフェルナンドの持ち味は守備。その点、古巣アストン・ビラでチームメイトだったジョー・コールが「能力の塊」と評したデルフは、守備力だけでなく、足元のテクニック、スタミナ、スピードも十分だ。
 
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