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“南葛包囲網”の厳しさを痛感。37歳の関口訓充はストイックに己を鍛える。低酸素トレーニングの数値は「若い頃と同じくらい」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2023年07月25日

ボランチにもトライ。好感触を得る

関口訓充(せきぐち・くにみつ)85年12月26日生、東京都出身。仙台、浦和、C大阪で活躍。昨季から南葛でプレーする万能型アタッカーだ。写真:元川悦子

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 30代後半でサイドプレーヤーを続けるだけでも大変だが、関口はさらにゴールやアシストという目に見える結果も追い求めている。南葛1年目の昨季は、シーズン2ゴールと数字的にはやや物足りなかった。今季も現段階ではまだ2点。

 得点ランキングを見ると、9ゴールでトップタイの表原玄太と山村佑樹、5ゴールの戸島章など栃木シティの選手が上位に名を連ねるが、南葛にはそういった存在がいない。だからこそ、関口が突き抜けていくことが肝要なのだ。

「試合に出ている以上、チームを勝たせなきゃいけないと思うし、自分の点が決勝点になれば本当に嬉しいこと。ポジション的にもそういう仕事をしなきゃいけない。後半戦でギアを上げていきたいですね」と、彼は強い意気込みを見せていた。

 一方で、今季はボランチにもトライしている試合があるという。4月16日の横浜桐蔭大戦では、今野とダブルボランチを結成。好感触を得たようだ。

「今ちゃんは局面、局面で必ずボールを奪ってくれますし、本当にやりやすかった。今ちゃんがFC東京にいた2010年に、仙台がJ1に昇格して初めて対戦したんですけど、寄せがものすごく速くて驚きましたね。

 前を向いた瞬間、もう目の前にいるっていうシーンを何度も作られて、衝撃を受けた記憶があります。『これがJ1トップレベルか』と。そういう選手と今、一緒にやれているのは自分にとってプラスだし、一緒に昇格したいって気持ちは高まりますね」
 
 その言葉通り、後半戦で巻き返しを図り、地域CL出場権を獲得すること。それが最大のテーマになってくる。「Jリーグに上がって完全燃焼したい」という夢を描く関口にしてみれば、JFLに昇格できたとしても、それだけでは足りないはずだ。

 J3昇格には最低でもう1年はかかる。現役でいられるうちに「葛飾からJリーグへ」というクラブスローガンを達成できるように、彼は1日1日を大切にしていく覚悟だ。

※第1回終了(全3回)

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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