会場からは謎の“ウエダ”コールが。
実は勝利の立役者となった男は先発落ちの可能性があったという。
手倉森監督は試合後に明かす。
「(植田のポジションには)本当は奈良をスタートさせようと思っていました。でも、スカウティングで、(北朝鮮は)どんどん放り込んでくると分かっていたので、植田で行こうと決めました。そこはちょっと当たりましたね。点まで取ってくれて、攻守によくやってくれたと思います」
もし指揮官が別の決断を下していたら、植田は北朝鮮戦をベンチで見届け、ヒーローになることはなかった。その“運”は今後の戦いに大いに活きてきそうだ。
ちなみに、この試合には北朝鮮の応援団が駆けつけたが、ふと「ウエダ」というコールが聞こえてきた。恐らく北朝鮮の選手を励ます言葉なのだろうが、植田も「僕も驚きました。プレッシャーをかけられているのかなと思いました」と笑って振り返る。様々な面で北朝鮮戦は“植田の日”ということだったのだろう。
「全ての試合をゼロで抑えたいと思っています。今日のような相手はアジアには多いし、無失点に抑えられたのは非常に大きい。ただ、まだ課題が多いです。相手の精度が高かったら失点していたシーンは何度もありました」
無失点での勝利にも慢心はない。さらに高みを目指す植田が次戦のタイ戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
手倉森監督は試合後に明かす。
「(植田のポジションには)本当は奈良をスタートさせようと思っていました。でも、スカウティングで、(北朝鮮は)どんどん放り込んでくると分かっていたので、植田で行こうと決めました。そこはちょっと当たりましたね。点まで取ってくれて、攻守によくやってくれたと思います」
もし指揮官が別の決断を下していたら、植田は北朝鮮戦をベンチで見届け、ヒーローになることはなかった。その“運”は今後の戦いに大いに活きてきそうだ。
ちなみに、この試合には北朝鮮の応援団が駆けつけたが、ふと「ウエダ」というコールが聞こえてきた。恐らく北朝鮮の選手を励ます言葉なのだろうが、植田も「僕も驚きました。プレッシャーをかけられているのかなと思いました」と笑って振り返る。様々な面で北朝鮮戦は“植田の日”ということだったのだろう。
「全ての試合をゼロで抑えたいと思っています。今日のような相手はアジアには多いし、無失点に抑えられたのは非常に大きい。ただ、まだ課題が多いです。相手の精度が高かったら失点していたシーンは何度もありました」
無失点での勝利にも慢心はない。さらに高みを目指す植田が次戦のタイ戦ではどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)