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親善試合のマッチメイクの難しさ。現行のレギュレーションや主催者問題…日本とドイツの一戦がメチャクチャ貴重な理由【喜熨斗勝史の欧州戦記】

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2023年07月08日

日本が敵地でドイツと戦えるのは運が良い。

ヨルダン戦のスタジアム(ジェネラーリ・アレーナ)での1枚。試合では若手の活躍も光った。

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 だからこそ、日本代表が9月に行なえる親善試合ドイツ代表戦はメチャクチャ貴重です。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ドイツ代表はEURO2024のホスト国。予選が免除されています。

 以前にもお話させていただいたように、欧州はEURO予選、欧州ネーションズリーグ、W杯欧州予選と毎年のように公式戦が組まれています。強豪国がスケジュール的に空いていることは滅多にありません。しかも日程的にドイツ代表戦は国際Aマッチ2試合のうち1試合目。

 仮に他の欧州国がドイツ代表と親善試合を行なっても、次は中2日で公式戦を行なわなければなりません。ハードルは高く、日本代表が敵地でドイツ代表と試合ができるのは本当に運が良かった。

 しかも昨年のW杯カタール大会でドイツ代表は日本代表に負けています。国としての威信を賭けてくるでしょうし、また敵将のハンジ・フリック監督は去就問題も取り沙汰されていますよね。間違いなく真剣勝負を挑んでくるでしょう。W杯と同じような戦いをするのか、それが2回目は通用するのか、それともボール保持を挑むのか。通常の親善試合とは違った1戦で、見どころ満載ですね。
 
 さて、我々の話に戻すと、オーストリアで行なったヨルダン代表戦は昨年3月以来の親善試合。有意義に使えました。欧州各国リーグが終了したばかりで疲労が蓄積されている選手も多く、また負傷者も多かったので、若手起用に着手。

 特にFW陣はドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユベントス)にアレクサンダル・ミトロビッチ(フルハム)、ルカ・ヨビッチ(フィオレンティーナ)の3人が招集できなかったので、デヤン・ヨヴェリッチ(LAギャラクシー)とジョルジェ・ヨヴァノビッチ(マッカビ・テルアビブ)がどれくらいできるのかを見極めました。

 ヨヴェリッチは2得点を挙げて逆転勝利に貢献。若手のDFストラヒニャ・エラコビッチ(レッドスター)も代表初得点を記録するなどブルガリア戦へ向けて収穫はありました。
 
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