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親善試合のマッチメイクの難しさ。現行のレギュレーションや主催者問題…日本とドイツの一戦がメチャクチャ貴重な理由【喜熨斗勝史の欧州戦記】

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2023年07月08日

セルビアはヨルダン、ブルガリアと対戦

ブルガリア戦の際に撮った写真。試合は1-1のドローも次につながる勝点1を得た。

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 セルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督を右腕として支える日本人コーチがいる。“ピクシー”と名古屋でも共闘し、2010年のリーグ優勝に貢献した喜熨斗勝史だ。

 そんな喜熨斗氏がヨーロッパのトップレベルで感じたすべてを明かす連載「喜熨斗勝史の欧州戦記」。今回は6月の親善試合や、EURO予選の話などを振り返ってもらった。

――◆――◆――
 
 皆さん、お久しぶりです。欧州サッカー界はつかの間のオフを迎え、私も6月末に帰国してオフを過ごしています。現在はJ1からJ3まで隈無く観戦。また国立競技場で開催され、ミスター(ドラガン・ストイコビッチ監督)も参加予定の8月5日・リーグ名古屋VS新潟は私も行かせていただく予定です。古巣の仲間たちに会えるのを楽しみにしています。

 6月は欧州のシーズン締めくくりとして、各国で国際Aマッチが開催されました。日本代表はエルサルバドル代表とペルー代表を相手に親善試合を行なっていましたが、セルビア代表も親善試合ヨルダン代表戦とEURO2024予選ブルガリア代表戦を行ないました。

 EURO2024予選は1組5チーム、もしくは6チームによる2回戦総当たりで行なわれており、我々は5チームのグループに組み込まれています。奇数のため公式戦がないチームがひとつできます。今回は我々が1試合親善試合に当てられました。

 親善試合のマッチメイクで難しいのは、現在のレギュレーションでは大陸を移動しての試合が不可ということです。2試合目にアウェーでブルガリア代表との公式戦がフィックスされているため、我々は欧州圏内で試合を開催しなければいけない。つまり、どこかに来てもらわないといけないのです。

 幸いヨルダン代表が来てくれたのですが、ヨルダン代表は欧州でジャマイカ代表と試合をしていました。ジャマイカ代表もオーストリアでカタール代表と親善試合。試合はキャンセルになったようですがカタール代表は、もう1試合をニュージーランド代表と欧州で行なう予定でした。

 母国以外での試合はどちらの国の主催になるかも重要で、主催者側に試合日時やキックオフ時間の優先権があります。スケジュールが合致しても、スポンサーが求める条件にそぐわないなどで流れてしまう試合もあるので、様々な工夫と努力が必要になっています。
 
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