• トップ
  • ニュース一覧
  • 【C大阪】柿谷、丸岡らの復帰の裏で混迷を極めた監督人事。“苦肉の策”大熊監督続投が決まるまでの経緯とは?

【C大阪】柿谷、丸岡らの復帰の裏で混迷を極めた監督人事。“苦肉の策”大熊監督続投が決まるまでの経緯とは?

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年01月07日

あるドイツ人監督との交渉は途中で打ち切りに。

柿谷の1年半ぶりの復帰が決まるなど戦力は着々と揃う。今後どのようなチーム作りがされるかには注目だ。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 監督候補者への事前調査ができていれば、これほど難航することはなかったかもしれない。Jリーグ関係者はこのように明かす。
 
「本来であれば、次期監督を決めるのは強化部長の役目のはずです。しかし、強化部長や、GMの判断が、すんなりと受け入れてもらえないクラブもある。そうなると、監督を決める作業は複雑化してしまいます。現在のセレッソも、そのような複雑な体制になっているように映ります」
 
 ふたりの候補者との交渉が決裂すると大熊強化部長をトップにするC大阪の強化部は、独自の人脈から新たな候補者を探した。それは日本で指導歴のあるドイツ人監督だった。12月某日、場所は大阪。そのドイツ人監督とC大阪の強化部の担当者が接触したという。時を同じくして、FC東京を退任するマッシモ・フィッカデンティ監督の代理人からも売り込みが入ったようだ。
 
 ある代理人は「実際、新監督候補の本人が来日して、交渉は大詰めに入っていたようです。あとは社長の承認さえもらえれば、正式に決まっていたのではないでしょうか」と舞台裏を明かす。しかし、このドイツ人監督との交渉は、C大阪側が打ち切ってしまったのだ。
 
 そして年の瀬に差し掛かり、監督人事が混迷すると、玉田稔社長は大熊強化部長を新監督に就任させることを決意した。
 
 クラブ内部からは「当初は(親会社の)ヤンマーからも、大熊さんの続投は反対されていたようです」という声が漏れる。そのような経緯があったため、最終的な決定は12月末にまでもつれた。
 
 強化部の意向を押し切る形で、大熊強化部長の新監督就任は決まったのだという。ここ2年、シーズン中に監督交代劇を演じているC大阪だが、今オフもまた監督選定は簡単にはいかなかった。
 
 果たして新シーズンのC大阪は柿谷、丸岡らタレントたちを活かすチーム作りをできるのか。その戦いには注目が集まる。
 
【関連記事】
【J1・J2移籍動向/42クラブを網羅】バーゼルの柿谷が完全移籍でC大阪へ! 1年半ぶりの古巣復帰
【J1・J2移籍動向/42クラブを網羅】ドルトムントの丸岡がC大阪に復帰。鹿島の本山が北九州へ
【C大阪】パウロ・アウトゥオリ監督の退任&大熊清新監督の就任が決定。来季への動きが活発化するなか、J1昇格を目指し正念場を迎える
連載|熊崎敬【蹴球日本を考える】実力者たちが噛み合わないC大阪に待つは試練の秋?
【C大阪】田代有三×玉田圭司 相思相愛の2トップが語る昇格への決意

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ