「良くも悪くも試合を決めるのがGK」
「僕にとって昨年は本当に悔しい1年だったので、今年は自分が最後まで青森山田のゴールを守り抜きたいという気持ちが強いんです」
昨年、鈴木は幸先の良いスタートを切っていた。2年生ながら守護神の座を掴むと、プレミアEAST開幕から3試合連続クリーンシートに貢献。第14節まで11試合にスタメン出場を果たし、インターハイでもゴールを守った。
しかし、9月11日の大宮アルディージャU18戦の37分に右足に激痛が走り、そのまま3年生GK葛西淳との交代を告げられた。
下された診断は右足第2中足骨骨折。2か月に渡る離脱となった。リハビリを続けるなかで、チームは残り試合を5勝2分1敗の成績でフィニッシュ。葛西が躍動し、レギュラーの座を完全に奪われる形となった。
「11月に復帰することはできたのですが、ここからコンディションがなかなか上がらない状況が続いて…。本当に苦しかった」
高校選手権でも背番号1をもらいながらもスタメン出場することはなかった。3回戦の国見高戦でPKストッパーとして後半アディショナルタイムに投入され、2本のPKを止め、準々決勝進出の立役者となったが、それ以外の出番は来ず、不完全燃焼の大会となった。
昨年、鈴木は幸先の良いスタートを切っていた。2年生ながら守護神の座を掴むと、プレミアEAST開幕から3試合連続クリーンシートに貢献。第14節まで11試合にスタメン出場を果たし、インターハイでもゴールを守った。
しかし、9月11日の大宮アルディージャU18戦の37分に右足に激痛が走り、そのまま3年生GK葛西淳との交代を告げられた。
下された診断は右足第2中足骨骨折。2か月に渡る離脱となった。リハビリを続けるなかで、チームは残り試合を5勝2分1敗の成績でフィニッシュ。葛西が躍動し、レギュラーの座を完全に奪われる形となった。
「11月に復帰することはできたのですが、ここからコンディションがなかなか上がらない状況が続いて…。本当に苦しかった」
高校選手権でも背番号1をもらいながらもスタメン出場することはなかった。3回戦の国見高戦でPKストッパーとして後半アディショナルタイムに投入され、2本のPKを止め、準々決勝進出の立役者となったが、それ以外の出番は来ず、不完全燃焼の大会となった。
「今年こそ」。決意を新たに臨んだ最終学年は開幕からゴールを守り続けている。
「レギュラーから外されて思ったのは、もちろん個人の感情もありますが、チームのために戦う、チームにおける役割を受け入れながら努力することが大切だということです。選手権の時も試合に出たい気持ちはめちゃくちゃありましたが、PKストッパーという役割は素直に受け入れられて、常にポジティブに取り組めました。
だからこそ、今年は黒田(剛)監督から正木(昌宣)監督に代って、新たな気持ちで挑めていますし、GKが守備のリーダーになるという役割は変わりないので、いかに僕が責任感を持ってやれるかを常に意識しています」
正木監督になって新たな船出を切った青森山田の最後の砦として、ブレないメンタリティでピッチに立っているからこそ、仲間は信頼するし、鈴木もプレーで応える。
「良くも悪くも試合を決めるのがGK。僕の実力はまだまだだと思っているし、今も気を抜いたらスタメンを奪われる危機感は持っています。常にポジション争いがあるなかでやっています」
危機感と責任感を胸に。鈴木はこれからも名門のゴールマウスを、集中を切らすことなくどっしりと守り続ける。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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正木監督になって新たな船出を切った青森山田の最後の砦として、ブレないメンタリティでピッチに立っているからこそ、仲間は信頼するし、鈴木もプレーで応える。
「良くも悪くも試合を決めるのがGK。僕の実力はまだまだだと思っているし、今も気を抜いたらスタメンを奪われる危機感は持っています。常にポジション争いがあるなかでやっています」
危機感と責任感を胸に。鈴木はこれからも名門のゴールマウスを、集中を切らすことなくどっしりと守り続ける。
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