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【天皇杯】G大阪 2-1 浦和|遠藤、今野、明神のDNAを受け継ぐ若きボランチ。新時代を切り拓いた19歳の井手口が大舞台で示した可能性

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

2016年01月01日

「世界で通用する選手になれるように頑張ってほしい」(明神)

クラブを去る功労者の明神は、井手口について「あまり周りを気にせず、陽介っぽく堂々とやってくれれば」とエールを送る。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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“成長”という意味では、井手口が置かれている環境はこれ以上ないものだと言ってもいい。同じボランチには、遠藤、今野、そしてすでに退団が決まっている明神と、ワールドカップ経験者がずらりと顔を揃える。
 
「ミョウさん、コンさん、ヤットさんは、3人とも違う特長を持っている先輩たち。みんなからちょっとずつ良さを学んでいこうと練習から取り組んでいます」
 
 この試合を最後に、長きに渡り、G大阪を支えた明神がクラブを去る。そんな重要なゲームで途中出場からピッチに立ち、右SBでプレーした今野に代わり、遠藤と2ボランチでコンビを組み、指揮官の期待に応える活躍を見せた。
 
 それだけに、今回のタイトル獲得はクラブにとっても、井手口本人にとっても、エポックメイキングな出来事だったのではないだろうか。
 
 功労者は、将来有望な後進へこんな言葉を送る。
 
「あまり周りを気にせず、陽介っぽく堂々とやってくれれば。世界で通用する選手になれるように頑張ってほしい」(明神)
 
“バトン”を受け取った井手口は、休む間もなく、U-23代表の一員としてリオデジャネイロ五輪出場を目指すアジア最終予選に挑む。
 
「(年齢的に)一番下ですけど、引っ張っていけるような存在感とともに、チームに貢献したい。どのチームに対しても、100パーセントの力を出して勝ちに行きたい」
 
 新たな一年の始まりを幸先良くスタートさせた井手口が、今度は日の丸を背負い、熾烈な戦いにその身を投じる。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
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