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【G大阪】タイトルを手繰り寄せた「53分のCK」。“ブロック役”を担った今野泰幸と金正也が「緻密なサインプレー」を解説

カテゴリ:Jリーグ

2016年01月01日

「完全にブロックされた。分析はしていたんですが……個人的なミスです」(槙野)

1-1で迎えた53分、遠藤の右CKをパトリックが合わせて決勝弾。“スクリーナー”と化した今野のワンプレーが効いた。 写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 53分のCK――。タイトルを手繰り寄せた最大のポイントは、この時のワンプレーと言っても過言ではない。
 
 1-1で迎えた53分、G大阪は右CKを獲得。遠藤保仁がボールをセットすると、中央では「パトリック×槙野智章」、「今野泰幸×阿部勇樹」がマッチアップしていた。遠藤がゆっくりキックモーションに入ると、両軍の選手たちが息を合わせたかのように一斉に動き出す。
 
“おしくらまんじゅう”状態のなか、槙野と競り合っていたパトリックがわずかに距離を取ると、その手前で阿部と競り合っていた今野が槙野の走るコースを潰してブロック。上手く回り込んだパトリックは、ペナルティマーク付近で完全にフリーとなり、余裕を持って右足を振り抜いた。
 
 槙野の動きを制限した今野のプレーは、バスケットボールで言うところのスクリーンだ。“スクリーナー”(スクリーンをセットした選手)と化した今野のワンプレーでパトリックはフリーとなり、結果的にこの一撃がG大阪を天皇杯連覇へと導いた。
 
 ブロックされた槙野は「しっかり防がないといけなかった。完全にブロックされましたね。分析はしていたんですが……個人的なミスです」と振り返る。
 
 一方、決勝点を決められたGKの西川周作は、「負けた原因は、自分たちはセットプレーで点が取れなくて、ガンバは取れた。その差が大きかった」と語りつつ、2失点目の場面についてはこう続けた。
 
「上手くブロックされて、パトリックのマークを外された。スカウティングしてミーティングで話していたし、あの動き(のイメージ)は頭にあった。でも、セットプレーは1対1のところだし、一人ひとりが責任を持ってやるしかない」
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