アジア杯にそのまま合流できるメリットも
エルサルバドル戦は開始4分で2-0、相手の退場で11人対10人の数的優位という状況になったこともあり、谷口の守備の仕事量は少なかった。ただ、屈強なフィジカルを誇るブライアン・ヒルとのマッチアップなど真価を問われる場面は何度かあった。
「後ろとしては、少し水を漏らす場面、ロングボールの対応、カウンターの対応も含めて何本かあった。どうにかマイボールにしたいという気持ちが強すぎて、入れ替わったり、収められたりするところもあったので、そのあたりは国際試合では丁寧に対応しないと、一発がある。そこをもう一回、自分自身にも言い聞かせたい」と谷口も自戒を込めて発言。個の守備力や対応力をさらに引き上げる必要性を痛感したという。
そういった課題はあったが、配球やゲームコントロールの部分はさすが経験豊富な選手。隣に板倉滉(ボルシアMG)、前に守田英正(スポルティング)ら元川崎フロンターレ勢が揃っていたこともあり、やりやすさはあったはずだ。
「彼らの欲しいタイミング、ボール回しのテンポとかは一緒にやっていた分、スムーズにできた部分もたくさんあった。周りをもっともっと活かす、周りに時間を与えてあげることは、センターバックにとって大事かなと思う。割とスムーズに行けた部分、もっと改善できそうな部分もありました」と、精度を上げていく意向を示している。
やはり川崎で長年、キャプテンを担ってきた男が戻ってくると、最終ライン、チーム全体に安心感が生まれるのは確か。今回から第二次森保ジャパンの新主将に遠藤航(シュツットガルト)が就任したが、年長の谷口がいることで、遠藤自身も精神的に楽になるだろう。
「後ろとしては、少し水を漏らす場面、ロングボールの対応、カウンターの対応も含めて何本かあった。どうにかマイボールにしたいという気持ちが強すぎて、入れ替わったり、収められたりするところもあったので、そのあたりは国際試合では丁寧に対応しないと、一発がある。そこをもう一回、自分自身にも言い聞かせたい」と谷口も自戒を込めて発言。個の守備力や対応力をさらに引き上げる必要性を痛感したという。
そういった課題はあったが、配球やゲームコントロールの部分はさすが経験豊富な選手。隣に板倉滉(ボルシアMG)、前に守田英正(スポルティング)ら元川崎フロンターレ勢が揃っていたこともあり、やりやすさはあったはずだ。
「彼らの欲しいタイミング、ボール回しのテンポとかは一緒にやっていた分、スムーズにできた部分もたくさんあった。周りをもっともっと活かす、周りに時間を与えてあげることは、センターバックにとって大事かなと思う。割とスムーズに行けた部分、もっと改善できそうな部分もありました」と、精度を上げていく意向を示している。
やはり川崎で長年、キャプテンを担ってきた男が戻ってくると、最終ライン、チーム全体に安心感が生まれるのは確か。今回から第二次森保ジャパンの新主将に遠藤航(シュツットガルト)が就任したが、年長の谷口がいることで、遠藤自身も精神的に楽になるだろう。
カタールW杯の最終予選を振り返っても、日本が序盤3戦2敗と苦境に陥った際、キャプテンの吉田麻也を支えたのは、大ベテランの川島永嗣(ストラスブール)ら年長者たちだった。
そういう心の拠り所がいるか否かは、遠藤個人、チーム全体に大きな違いをもたらす。若い集団を円滑に運営していくうえで、谷口という統率力ある存在は大いに役立つはずだ。
谷口は来季もカタールでプレーするだろうし、アジアカップにそのまま合流できるメリットもある。吉田の去就が定まらない今、カタールW杯の生き証人であるベテランDFの存在価値は高まりつつある。それを本人も自覚し、代表を視野に入れつつ、さらなる自己研鑽に励む覚悟だ。
20日のペルー戦はベンチから見守ることになりそうだが、オフ・ザ・ピッチからも強固な一体感の醸成、客観的なアドバイスなど谷口にできる仕事は少なくない。それをまずは確実に遂行し、6月シリーズ2連勝に貢献してほしい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
「言い方悪いですけど荒い」「韓国も…」久保建英が対戦するペルーの印象を明かす。“親友”イ・ガンインが「何回も削られていた」
“日本人歴代最多”の欧州組でシュートが一番上手いのは? 中村航輔が即答「見た感じですけど。パンチあって、コース行ける」
そういう心の拠り所がいるか否かは、遠藤個人、チーム全体に大きな違いをもたらす。若い集団を円滑に運営していくうえで、谷口という統率力ある存在は大いに役立つはずだ。
谷口は来季もカタールでプレーするだろうし、アジアカップにそのまま合流できるメリットもある。吉田の去就が定まらない今、カタールW杯の生き証人であるベテランDFの存在価値は高まりつつある。それを本人も自覚し、代表を視野に入れつつ、さらなる自己研鑽に励む覚悟だ。
20日のペルー戦はベンチから見守ることになりそうだが、オフ・ザ・ピッチからも強固な一体感の醸成、客観的なアドバイスなど谷口にできる仕事は少なくない。それをまずは確実に遂行し、6月シリーズ2連勝に貢献してほしい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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