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勝利も広島のマンツーマンに大いに苦しんだ川崎。ピッチで起きていた原因、そして後半戦への課題とは

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2023年06月12日

消化試合がひとつ少ないとはいえ9位で折り返し

ゴールを喜ぶ脇坂と大島。ここからさらに巻き返せるか。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 昨季、鬼木体制6年目で初の無冠に終わり、覇権奪回を目指す今季は“育成”もテーマに掲げながら、チームは新陳代謝を図ってきた。

 しかし16試合を終えて7勝3分6敗、20得点・18失点。ひとつ消化試合が少ないとはいえ、9位に甘んじている。

「試行錯誤しながらみんなやっていますし、どういうプレーが得意か再認識するシーズンになったと言うか、新しいことにチャレンジして成長していきたいんですが、今までやってきたことを疎かにすることではないので、そのバランスにすごく苦しみました。でも、少しずつ形になってきているとは思うので、怪我人も帰ってきましたし、自分たち次第で、これからどの順位にもいけると思っています」

 そう語るのは山根である。

 一方で大島は「もちろん追い求める形もありますが、やっぱりタイトルを獲るために1ー0を含めて今何をすべきかを明確にピッチで共有できれば良いのかなと思っています。(個人的には)チーム全員の顔を見て、どうして欲しいかを感じてプレーする。今までやってきたことをもう少しやれればなと思います」と口にする。
 
 鬼木監督は「選手にもこれから先は全部決勝戦のつもりでやってくれという話はしています」と意気込み、山根もその言葉に「期間が空いた試合はやる気が満ち溢れていますが、連戦になった時、疲れた時ですよね。そういうのは率先して僕が関わっていきたいなと思います」と呼応する。

 チームを新たに作り直している現状であれば、今後も広島戦のように苦しむ試合も続くだろう。そのなかで、川崎らしい攻め勝つスタイルで状況を打開できるのか。さらに新陳代謝を高められるのか。

 様々なハードルを越えようとするチームのこれからの歩みは興味深い。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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