［J１第17節］川崎１－０広島／６月11日／等々力陸上競技場

　Jリーグは６月11日、J１第17節の６試合を各地で開催。等々力陸上競技場では川崎フロンターレ対サンフレッチェ広島が行なわれ、１－０で川崎が勝利を収めた。
【PHOTO】川崎の出場16選手＆監督の採点・寸評。MOMは悩みどころ。決勝弾の脇坂、中盤を仕切った大島、無失点に貢献のCBコンビらが候補で…
　前半はお互いにチャンスを決めきれず。スコアレスで後半へ折り返すと、川崎が56分に試合を動かす。家長昭博が右サイドから前へ斜めのパスを送ると、ペナルティエリア右で反応したレアンドロ・ダミアンがヒールで落とす。これを受けた脇坂泰斗が、ワントラップから冷静に右足でゴール左に流し込んだ。

　その後、川崎は引いて守り、広島の攻勢を受ける展開が続くも、身体を張った守備で最後までリードを守り切り、連勝を飾った。敗れた広島は２試合ぶりの敗戦となった。
 

▼川崎のチーム採点「６」
　勝ったことがすべてという試合だろう。

　前半からマンツーマン気味にくる広島の組織的な守備に苦しみ、思うようなパスワークを見せられず。27分の小林悠の負傷交代後、危機感が強まったのか、徐々に攻め込む時間が増え、前半終盤には４－３－３の逆三角形の中盤を、インサイドハーフの大島僚太をひとつ落とす形でダブルボランチのようにしたことで、後方でのパスワークは安定した。

　そして56分には良い速攻から、右の家長の横パスをL・ダミアンがヒールでつなぎ、最後は脇坂が持ち込んでバースデーゴールとなる決勝弾をマーク。もっともその後も広島に攻められる時間が続き、終盤には山村和也を最終ラインに入れて５バックで締めた。

　勝点３を得たことが収穫だが、つなぎや攻撃の質という面では、今後へ多くの課題を残すゲームとなった。

取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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