インターハイを足掛かりに狙うは「高校卒業後のプロ入り」
身長が伸びたことで高校入学後はFWに転向し、跳躍力とサイズを利して空中戦で勝負するプレーヤーに変貌。とはいえ昨季までは線が細く、当たり負けするシーンが目立っていた。それを改善すべく、今年に入ってからは筋力強化に着手した。J2やJ3のクラブのトレーニングに参加した際に、よりフィジカルの強化が必要だと感じたからだ。
「プロの練習に参加した際に、センターバックの選手と1対1で張り合うためには、今のままではダメだと感じた。上半身もそうですし、俊敏性を高めるための筋肉が足りていないと思ったんです」
修徳に戻ってからは、より強い身体を手に入れるために背筋と下半身を重点的に鍛えた。その成果は徐々に表われ、パワーを上手く身体に伝えられるようになった。以前よりも当たり負けしないようになり、よりスムーズに動けるようになってきたという。
「プロの練習に参加した際に、センターバックの選手と1対1で張り合うためには、今のままではダメだと感じた。上半身もそうですし、俊敏性を高めるための筋肉が足りていないと思ったんです」
修徳に戻ってからは、より強い身体を手に入れるために背筋と下半身を重点的に鍛えた。その成果は徐々に表われ、パワーを上手く身体に伝えられるようになった。以前よりも当たり負けしないようになり、よりスムーズに動けるようになってきたという。
持久力やオフ・ザ・ボールの動きが課題で、90分間の中で消える時間が少なくない。それでも、図抜けた才能に疑いの余地なしだ。憧れを抱くアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)やロメロ・ルカク(インテル)のようにスケールの大きなストライカーに進化する可能性を秘める。
目標は高校卒業後のプロ入りだ。夏に全国の舞台を経験できれば、スカウトの目に止まる機会はさらに増える。飛躍への足掛かりとするためにも、出場権が懸かる準決勝は負けられない。強豪・國學院久我山からゴールを奪い、自らの足でチームを10大会ぶりのインターハイ出場に導いてみせる。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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