「やられるべくしてやられたと思います」
ゴールが決まった瞬間、オフサイドポジションにひとりだけ残っていた選手がいる。それが高井だった。そのシーンを振り返り、言葉を選びながらこう話した。
「相手が(チェイス・)アンリの裏に入ってくると思い、自分はラインを一度下げた。でも、そこから上げるのが遅く、ずっとボールを見ているだけになってしまい……。やられるべくしてやられたと思います」
混戦状態でルーズボールに備えていたようにも見えた。しかし、どんな状況であれ、後ろにひとりだけ残っていた状況に変わりはない。高井は言う。
「1枚浮いていたので、ラインを上げるのが正解だった。本来と違うポジションで試合に出ていたのは関係ないし、とにかくサッカーIQを高めないといけない」
Jリーグで出場機会を増やし、自信を持ってアルゼンチンにやって来た。しかし、海外勢に苦戦し、1対1でもやや軽い守備が目についた。
「相手が(チェイス・)アンリの裏に入ってくると思い、自分はラインを一度下げた。でも、そこから上げるのが遅く、ずっとボールを見ているだけになってしまい……。やられるべくしてやられたと思います」
混戦状態でルーズボールに備えていたようにも見えた。しかし、どんな状況であれ、後ろにひとりだけ残っていた状況に変わりはない。高井は言う。
「1枚浮いていたので、ラインを上げるのが正解だった。本来と違うポジションで試合に出ていたのは関係ないし、とにかくサッカーIQを高めないといけない」
Jリーグで出場機会を増やし、自信を持ってアルゼンチンにやって来た。しかし、海外勢に苦戦し、1対1でもやや軽い守備が目についた。
初めての国際舞台は悔しさだけが残る。しかし、下を向いてはいられない。次の戦いは始まっているからだ。
「自信を失ったことはないけど、もっと圧倒的な存在にJリーグでならないと世界で戦えないと感じた」
今大会で抱いた危機感を今後に活かさなければ、ワールドカップを経験した意味はない。アルゼンチンでの3試合を意味あるものにするためにも、高井にとって本当の戦いはここからだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【PHOTO】U-20日本代表の出場16選手&監督の採点・寸評。及第点は強度の高いプレーで奮闘した髙橋のみ。2失点目に絡んだ高井は厳しい評価に
「自信を失ったことはないけど、もっと圧倒的な存在にJリーグでならないと世界で戦えないと感じた」
今大会で抱いた危機感を今後に活かさなければ、ワールドカップを経験した意味はない。アルゼンチンでの3試合を意味あるものにするためにも、高井にとって本当の戦いはここからだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
【PHOTO】U-20日本代表の出場16選手&監督の採点・寸評。及第点は強度の高いプレーで奮闘した髙橋のみ。2失点目に絡んだ高井は厳しい評価に