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【皇后杯】“澤穂希らしさ”が凝縮された準決勝。17歳差の相棒を脱帽させたパフォーマンスで念願の決勝へ

カテゴリ:高校・ユース・その他

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年12月23日

“チームのおもし”としてなくてはならない存在。

ボランチコンビを組んだ伊藤(22番)が、澤と抱き合って勝利を喜ぶ。この若手MFは、澤から「ミスをしたら自分がカバーするから自由にやって良いよ」と声をかけられ、「積極的なプレーができるようになった」という。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 そんな澤の姿を今季、近くで見てきたのがボランチの相棒・伊藤美紀だ。プロ2年目、20歳の伊藤はシーズン後半から澤とコンビを組み、皇后杯準決勝の仙台戦でもともに先発出場を果たした。

 伊藤は澤の偉大さを語る。

「チームで一番走っているのは澤さんなんです。澤さんより多く走ることが今の自分たちでできることだと思います。今日はみんなで走り切って勝てました。

 澤さんに声をかけてもらって最も印象に残っているのは『ミスをしたら自分がカバーするから自由にやって良いよ』という言葉です。ミスをした時も声をかけてくれるんです。それで積極的なプレーができるようになりました。この1年でやれることは増えました」

 澤がどっしり中盤で構え、伊藤に加え、前線の川澄奈穂美、大野忍、中島依美ら前線の選手が自由に攻撃に絡んでいく。“チームのおもし”と言える澤の存在あってこその連動性だったように映る。

「変に意識しすぎてはダメですが、澤さんを最高の形で送り出したい。その想いでチームがまとまれば良いと思います」(川澄)
 
「チーム全員が澤さんのためにと考えている。その想いをピッチに立つ選手たちが表現している」(大野)
 
 澤を中心にチームは団結している。

 有終の美まであと1勝。27日に行なわれる決勝で澤はどんなプレーを見せてくれるのか。“なでしこ界のレジェンド”の最後の舞には注目が集まる。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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