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【選手権代表校】鹿児島城西|過酷な連戦を勝ち抜いたムービングサッカーで16強の壁を突破できるか?

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年12月22日

“大迫”後の7年は16強が最高。勢いに乗れば上位進出は可能だが。

6日間で5試合を戦う鹿児島県予選を勝ち抜いた鹿児島城西。亀井(10番)、2トップの中村、松野下らの決定力が上位進出のカギになる。

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 選手権には、負ければ最後という特有のプレッシャーがつきものだ。なかなか1試合を通して特徴を発揮することは難しい。県予選では小久保悟監督が事あるごとに「やってきたことを出そう。ボールを動かして、人が動くサッカーをしよう。渡して、走る。声を出す。サッカーの基本を忘れてはいけない」と繰り返し、チームにリズムをもたらしてきた。
 
 攻撃の流れが停滞すれば、スピードとパワーがある伊集院雷、緩急がつけられる2年生の眞田颯といったドリブラーの投入で変化を加える。控えの戦力も充実しており、強引にでも決着をつけられる手段を持っているのは強みとなる。
 
 大迫勇也(ケルン)を擁して準優勝を果たした第87回大会は、8年ぶり2回目の出場だったが、その後はコンスタントに県予選を勝ち上がり、今回は6回目の出場。全国大会でもすっかり常連となった。ただし、一発勝負のトーナメントでは、連動性を重んじたスタイルは堅守速攻型のチームに比べ、特徴を出し切ることも勝ち切ることも難しい。大迫旋風からの7年では、3度の挑戦でベスト16が最高。前回大会では優勝した星稜(石川)に初戦でPK戦の末に敗れた。
 
 勢いに乗れば上位進出が可能な力は持っているだけに、とにかく初戦が重要だ。攻守によく動く鹿児島城西らしいサッカーを見せ、なおかつ点を取って勝利を得られるか。鍛え抜かれたムービングフットボールで札幌大谷(北海道)との南北対決から勝ち上がりを目指す。
 
取材・文:平野貴也(フリーライター)
 
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